- 2019.03.09
- Precision Fit (プレシジョンフィット) 身体に生じる痛みそれぞれ
今回はわずか68g(メーカー公表)のサドルの乗り心地や特徴をチェックしていきたいと思います。
サドルレール部分はもちろんのこと、座面までカーボンで成形されており、横から確認するとかなり薄い作りとなっています。座面後ろ部分が少しあがるようになっているのでお尻が適正位置から後ろにずれにくいような工夫も施されています。これはBontrager(ボントレガー)製のサドル、Montrose(モントローゼ)シリーズと同様です。
座面中央にも大きく穴が開いており尿道部分にかかる圧も逃がせるような作りになっているので固いサドルの割には快適性にも考慮したサドルといえます。ちなみに穴の部分の幅は横幅21㎜、縦幅140㎜となっています。サドル全長が250㎜となるのでかなり大きな穴がサドル中央に空いている事になります。
赤い矢印部分が縦幅、黄色い矢印部分が横幅でそれぞれ計測をおこないました。
計測した結果138㎜。これはボントレガーの他サドルシリーズのMサイズに該当するサドル幅です。つまり今ボントレガー製のサドルでMサイズを使用している方にはピッタリな幅となります。
サドルの端~端までの幅は138㎜。Mサイズを使用している方にぴったりなサイズとなります。
トレックの特許取得済みのOCLVカーボン--Optimum Compaction Low Void(超高密度圧縮、低空隙)製法を使用したフルカーボンのサドルとなります。
カーボンホイールAeolus(アイオロス)シリーズやトレックカーボンロードに採用されているOCLVカーボンを採用。
では実際の使用感はどうでしょうか。次回からコンセプトストアのサービスの1つであるサドルプレッシャーマッピングを使用し、サドルにかかる圧力などを測定して確かめていきたいと思います。
Emonda(エモンダ)シリーズに多く採用されているサドルMontrose comp(Mサイズ)とDomane(ドマーネ)シリーズに多く採用されているサドルAffinity comp(Mサイズ)どちらもメーカー公表値301gとなっています。
ということはサドルを変えると実に223gの軽量化が実現できます。
これをホイールのグレードに換算すると...
ボントレガー、Race TLR(前後セット1720g)48,000円
ボントレガー、Paradigm Elite TLR(前後セット1464g)125,000円
重量差256g
重量ということだけで考えれば、多少誤差はありますがエントリー、ミドルグレードホイールからアルミのハイエンドホイールに入れ替えるのとほぼ同等の軽量化ができます!とにかく軽さにこだわりたい!という軽量マニアな人にもうってつけなサドルです。