- 2024.11.20
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この記事では「TREK(トレック)」のロードバイク「Emonda(ALR4 / ALR5 / SL5 / SL6 / SL7 / SLR) 」モデルの2021/2022年モデル情報を掲載いたします。
変更点・価格・重量・スペック・カラー・フレームセット・インプレッション・Project one(プロジェクトワン)・展示&試乗車情報を公開!
更には2020年以前のモデル情報もご覧いただけます。
今後も最新情報をいち早く更新して参りますので、ご購入検討の方はページのブックマークをお願いします!
■目次
・Emonda 2021年モデル情報
■どこが変わった?!2021年モデルEmonda SLR / SL
■車体スペック紹介
-Emonda SLRシリーズ
-Emonda SLシリーズ
-Emonda ALRシリーズ
TREK(トレック)2022年モデルのEmonda情報、そろそろ欲しい!というかたに向けた最新の動向を順次掲載!
アップデート形式ですので情報を先取りしたいかた、こまめに訪問してくださいね!!
モデルチェンジには3種類ある(ちばサイクルの2022モデル予想)
トレックの新製品情報は例年8月初旬~中旬に開催される「トレックワールド」にて発表となります。しかし近年ではイヤーモデル(今年でいうと2022年モデルですね)という観念は少し薄れてきていて、時期に関係なく新製品が投入される場合があります。この場合、そのモデルはそのまま翌年モデルとしてカタログに掲載されることがほとんどです。
また、上記とは別に「前倒し」として早めに新製品が投入されることが稀にあります。販売予想以上に売れていて、その年のモデルの在庫がなくなってきた場合に新モデルを先行発表するケースです。
「2022年モデル = ニューモデル」ではあるのですが、モデルチェンジには3種類あります。
フレームが根本から見直されて新製品投入です。
フレームはそのままでパーツが新製品になるパターンです。
フレームの色のみが変更になります。
トレックのフルモデルチェンジ情報については発表日当日の朝まで社員さんですら知らない、と聞いたことがあります。ですのでショップの店員さんに聞いても「本当に知らない」ようです。ただ、スポーツサイクルの業界のことを熟知していて、しかもトレックの新製品発表の歴史を知っていれば予測を立てることができます。
…というわけでここからは「予測」として読んでください。
トレックのロードバイクのモデルチェンジを過去にさかのぼってみましょう。古いカタログを見返すと、
2019年「マドンモデルチェンジ」「エモンダアルミシリーズ発表」
2020年「ドマーネモデルチェンジ」
2021年「エモンダモデルチェンジ」
エモンダ SL / SLRに関しては昨年フルモデルチェンジしたばかり!
次回は数年後のお楽しみになるでしょう。
2016年「デュラエース」モデルチェンジ
2017年「アルテグラ」モデルチェンジ
2018年「105」モデルチェンジ
2019年「GRX」新登場、「ティアグラ」ディスクブレーキモデル追加
2020年 モデルチェンジ無し
昨年は「東京オリンピック開催に合わせて新型デュラエースが発表されるのでは?」と噂されていたものの、
この御時世も影響してかモデルチェンジはありませんでした…。
しかし今年はシマノ創業100周年という、オリンピックに負けず劣らず相応しいタイミングでもあります!
はたしてProject Oneで選択可能になるのでしょうか…!?
これはモデルイヤーが変われば(人気のある一部のカラーリングを除き)ほぼすべてカラーリングが変わります。今年のモデルでお気に入りがあれば今のうちにご購入になるのがベストです。
発表が行われ次第、アップデートしていきます。お楽しみに!
「削ぎ落す」という意味を持つEmondaはその名の通り、これまでの超軽量特化のヒルクライムバイクとして活躍してきました。
2021年モデルでEmondaは高いエアロ効果を発揮するフレーム形状を獲得することで大きく変化しました。
具体的にどこが変わったのか?データも交えてご紹介していきましょう。
エアロチューブ設計を採用し、Emondaはいかなるシーンでも速いバイクとして昇華しました。
新型Emondaのエアロチューブ形状は旧モデルと比べて勾配8%の坂を1時間で18秒も短縮し、平坦ではなんと60秒短縮するとのこと。
エアロチューブにすると一般的に重量が増えますが、新しく登場したOCLV 800シリーズカーボンにより軽量化に成功しています。
Trek-SegafredoライダーからのEmondaに対する要望は「既にディスクでもUCI規定ギリギリの重量なのだから、もう軽量化はいらない。もっとエアロにして欲しい」というものでした。
Emondaのライドクオリティや優れた反応性を保ちつつ、エアロフレーム形状にすると間違いなくフレーム重量が増えてしまいます。
そこでトレックは「フレーム素材をいちから開発する」ことを決め、2年間の開発期間と数百ものパターンを経てできたのが、SLRシリーズに採用されている新型OCLV 800カーボン。
さらに新型Emondaは、ケーブル内装フレーム、全面的に採用されたKVF形状、T47BBなど、フレーム重量増の要素を多く取り入れながらも前作と同等の700gを切る超軽量フレームを完成させました。
軽量なバイクを作るには軽量なパーツも必要です。そこで平行して、新型エアロハンドルバーと新型カーボンホイールを開発、このたび同時に発表となりました。
こうして、エアロ性能 / ディスクブレーキを搭載しつつUCI規定ギリギリの超軽量エアロディスクロード・Emonda SLRが誕生しました。
同時に、ハイエンドとまったく同じフレーム形状のミドルグレードモデルEmonda SLを開発。Emonda SLは実に6年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
軽量フレームを維持しながらエアロ化を実現しました。素材強度が30%向上したことにより素材の使用量を削減でき、結果として前作とほぼ同じ重量で高い空力のフレーム形状を達成することになりました。同じ形状でOCLV 700を使った場合より60g軽量です。
セミエアロフレーム形状で、しかもSLRは700g以下の超軽量フレームです。上の画像は、そのチューブをカットして上方向から見たイメージです。
このフレームはあらゆるシチュエーションで速く走行できるよう設計されています。
勾配0%で1時間に60秒短縮でき、勾配8.1%で1時間に18秒短縮できます。
すべてのヨー角において旧モデルを圧倒するエアロ性能であることが、上記データからわかります。
ソフトウェアを活用して、軽さや乗り心地を犠牲にせずに高いエアロ性能を獲得。
クライミングエアロバイクとして、平坦を速く走るSpeed Conceptと異なり、アルプデュエズの登りの速度域や強風を想定してテストを実施しました。
世界中の主要なヒルクライムコースをテスト、その一つがMt.富士ヒルクライムにも使われる富士スバルラインです。「富士ヒルを、より速く走れるバイク」となっています。
※体重70kgのライダーが一定して350Wの出力を出し続け、時速3kmの風が吹いている状態、路面は一般的なアスファルトでシミュレーション 。
※旧型はXXX Integrated Bar/StemとXXX4ホイールの組み合わせ、新型はAeolus RSL Bar/StemとRSL 37の組み合わせで実施。
旧モデルとのフレームの変更点は?
-全てが変わりました。新しいエアロフレーム、OCLV 800カーボン(SLRのみ)、T47 BB、新しいケーブル配線、H1.5 フィットで登場しました。
最大タイヤサイズは?
-30cです。フェンダーの取付は想定していません。
リアブレーキマウントのタイプは? 最大ローター径は?
-フラットマウント / 前後最大160mmです。
前後エンド幅は?
-フロント100x12mm、リア142x12mmです。
最高/最低シート高は?
-前章にあるジオメトリー表をご参考ください。
ボトムブラケットの仕様は?
-T47仕様です。
アクセサリーマウントは備わっている?
-Madoneと同じBlendr 各種ベースや一般的なBlendr 各種マウントに適合します。
Madoneと比べてどのくらい空力が異なるのか?
-Madoneとの公式なデータ比較はないが、新Emonda SLRは、旧Emonda SLRと現行のMadone SLRのちょうど中間くらいの空力性能です。
スペシャライズドやキャノンデールのようなドロップドシートステー、狭いリア三角形にしないのはなぜ?
-トレックもドロップドシートステーについては慎重に研究をしており、ドロップドシートステーがわずかに空力で優れることを把握しています。今回トレックが採用を見送った理由は3つあります。
①重量が50g重くなるから。アルプデュエズを速く走るという目標において、重量増のデメリットが空力のメリットを上回ることが分かりました。
②フレームの強度をあげる必要があり、快適性が損なわれるから。
③ライダーの脚の間で乱流が発生するため、シートステーの空力は重要度が低いことがわかったから。シートポストがいまだに丸いのも、これが理由の一つです。
空力的に最適なタイヤ幅は?
-Emondaは25cのタイヤで最高のエアロとなるように設計しています。
Emonda SLRは電動アルテグラ搭載のEmonda SLR7とフレームセット以外はTREKのセミオーダーシステム Project One / Project One Nowのみの販売となります。
↓Emonda SLRの実測重量などをご紹介しています!↓
↓グレード選びに迷ったら…以下のリンクをご参照ください!↓
エモンダSL5 Disc / SL6 Discのカラー紹介動画です。
2020年モデルからディスクブレーキ中心のラインナップとなります。リムブレーキ仕様のSL5シリーズは2019年のカラーが継続モデルとして引き続き販売となります。
重量:8.99kg(フレームサイズ56)
カラー:Mulberry/Magenta
カラー:Matte Trek Black
カラー:Emerald Iris
参考リンク:2020年モデル / エモンダSL5 Discインプレッション
参考リンク:エモンダSL5ディスク / SL6ディスクの違いを徹底分析
2020年モデルからディスクブレーキ中心のラインナップとなります。リムブレーキ仕様のSL6シリーズは2019年のカラーが継続モデルとして引き続き販売となります。
重量:8.18kg(フレームサイズ56)
カラー:Trek Black/Trek White
カラー:Radioactive Red/Black
Emonda SL6 Disc 2020モデル紹介動画
参考リンク:エモンダSL5ディスク / SL6ディスクの違いを徹底分析
重量:7.86kg(フレームサイズ56)
重量:9.09kg(フレームサイズ56cm)
Viper Red/Trek Black
Matte/Gloss Trek Black
2019年にフルモデルチェンジしたEmondaALR4は、そのまま2020年への継続モデルになります。
詳しくは「2019年モデルのEmondaALR」の章をごらんください。
参考リンク:2020年モデル Emonda ALR5Disc / ALR5 / ALR4の違いをチェック
重量:9.40kg
カラー:Matte / Gloss Trek Black
シマノ「ティアグラ」のディスクブレーキが発売されたことにより、2020年モデルに「エモンダALR4ディスク」が追加ラインナップとなりました。
重量:8.80kg(フレームサイズ56cm)
カラー:Matte Gravel/Gloss Quicksilver
カラー:Purple Flip
2019年にフルモデルチェンジしたEmondaALR5は、そのまま2020年への継続モデルになります。
詳しくは「2019年モデルのEmondaALR」の章をごらんください。
参考リンク:2020年モデル Emonda ALR5Disc / ALR5 / ALR4の違いをチェック
重量:8.98kg
カラー:Purple Flip
カラー:Slate to Trek Black Fade
2019年にフルモデルチェンジしたEmonda ALR5ディスクは、そのままマイナーチェンジをして2020年への継続モデルになりました。また、当初女性モデルのカラーだった「Purple Flip」が、ユニセックスモデルとして再ラインナップ。追加カラーも発表となりました。
なお、ディスクブレーキ(フロント)ホースはフォークの中をとおる仕様に変更になりそうです。
詳しくは「2019年モデルのEmonda ALR」の章をごらんください。
参考リンク:2020年モデル Emonda ALR5 Disc / ALR5 / ALR4の違いをチェック
2019年2月7日 スラムの新型コンポSRAM RED eTAP AXS(アクセス)が発表となり、さらに4月3日、廉価版バージョンとなるSRAM FORCE eTAP AXS(アクセス)が発表となりました。
そのままプロジェクトワンにてオーダー可能!
後12段変速、最小スプロケット10T、そして電動メカです。
ロードバイク(特に上位グレードモデル)はそのご注文数が圧倒的にディスクブレーキ仕様となっている状況下、2020年モデルには多数のディスクブレーキ仕様がラインナップ、相対的にリムブレーキモデルが激減しそうです。特筆すべきはトップグレードフレームとなるエモンダSLRシリーズにおいてリムブレーキモデルの生産を今後行わないことを発表したこと。
2018/2019モデルのエモンダ各モデルの情報は以下のリンクをご覧ください!最新モデルとの比較・検討にどうぞ!