- 2019.03.09
- Precision Fit (プレシジョンフィット) 身体に生じる痛みそれぞれ
今回のテーマである「おしりの痛み」について、前回のブログではサドル自体が自分に合っているかどうか確かめるために有効な「プレッシャーマッピング」について説明をさせていただきました。今回は実際にサドルプレッシャーマッピングを使用して、サドルが変わることで圧力やバランス等がどのように変化するのか試していきたいと思います。
今回は2つのサドルと、サドルカバーを使用した3つのケースを試しました。
計測にあたって、どのサドルでもサドル高を含めたポジションは同じになるように設定。
サドルの形状は一般的ですが、おしりの圧迫を逃がすようにサドルの中心部分に穴が開いているモデルです。2018年モデルのTREKロードバイク完成車にも採用されているサドルですが、圧力などどのように表示されるのでしょうか。
黒いサドルの画像の中、圧力がかかっている部分には青色のマークが広がっています。この部分に圧力がかかっている、つまりおしりが圧迫されているという事がこの画像から確認できます。そして注目して頂きたいのが、画像内、黄色い枠で囲んでいる部分。サドルの穴が開いている部分にあたるのですが、見事に圧が逃がせています。尿道付近の圧迫感で悩んでいる方はこのサドルに変えるだけでも十分効果が得られると言えるデータがとれました。
左右のバランスを表示したこの画面では、サドルのどこに圧力がかかっているのかが棒グラフ状に、そしてバランスは左右それぞれパーセンテージで表示されます。やはりサドル中央部分にはほとんど圧がかかっていません。僕の場合、少し左側に圧がかかりやすい傾向にあるようです。左53%、右47%という表記からもそれが見えます。
クラシックな形状を持つこちらのサドルはMontroseサドルとは違い、サドルに穴や溝などは一切ありません。
圧のかかり方はどう変わるのでしょうか。
圧迫のマークはやはり、異なります。注目して頂きたいのは黄色の枠内。先程の穴あきサドルと比べて、中心部分にも圧力がかかっているのが一目で分かります。もし走行時に、この圧力がかかっている部分に違和感や痛みがしょうじているのなら、これを解消できる形状のサドルを選べば悩みは解消されます。
先程のMontroseと違い、中心部分に圧力がかかっているのがグラフでも確認できます。左右のバランスは左51%、右49%となかなかいい数値がでています。例えばおしりの右側だけに痛みがある、という方がこのサドルを使用すればバランスが改善され、痛みも解消する可能性もありそうです。
サドルの座面にたっぷりとゲルが入ったこちらのサドルカバー。果たしてどのような結果になるのでしょうか。
同じSeranoサドルを使用してこれだけ変化がでるのか、というほど圧のかかり方に変化が見られます。サドル全体をみても圧のかかっている部分はほんのわずか。どんなサドルを試してみても、とにかくおしりが痛い。という方はこのカバーを使用するというのも一つの方法です。
では、自分のサドルの圧力やバランスはどうなのか、確認をしてみたいという方。事前にご連絡いただければサドルプレッシャーマッピングをお試しいただけます。また、サドルが合わない、調整をしても違和感や痛みが解消されないという方、それは乗車姿勢が原因の可能性があります。プレシジョンフィットとプレッシャ―マッピングを併せて受けていただくことをおすすめします。
○プレッシャーマッピング(計測のみ)無料
○プレッシャーマッピング+サポート(計測、調整、最適化)3,240円
※サドルご購入の方に限り、プレッシャーマッピング+サポートも無料
Precision Fit(プレシジョンフィット)についてはこちらから