- 2019.03.09
- Precision Fit (プレシジョンフィット) 身体に生じる痛みそれぞれ
スポーツバイクに初めて乗車した時、「おしりが痛い」と感じたことがある人はかなり多くいらっしゃると思います。たいていの人は乗りなれてくると痛みも感じにくくなり、気にならなくなることがほとんどですが、長く悩まれている方がいるのも事実です。
原因は大きく分けて以下のものに分かれます。
サドルに座るとサドル座面部分に体重分の圧力がかかることになります。一般車に比べるとスポーツバイクのサドル座面は軽量化等も考慮されて薄く作られていることがほとんどです。そのため一般車のサドルでは痛みを感じなかった人でもスポーツバイクでは痛く感じることが多いのです。
スポーツバイクは一般車と比べると乗車姿勢も変化します。乗車姿勢が変わるとサドルに座った際のポジションも変わるため痛みが出ることがあります。
サドルにも様々な形状のものがあり、使用用途や骨盤の形状の違いで身体に合う物かどうかが変わってきます。
圧迫が原因の場合は圧迫を軽減するパッド入りのビブショーツやビブタイツを着てみることや、サドルの座面部分にかぶせるゲル入りのサドルカバーなどが有効です。
乗車姿勢が原因の場合はサドル高やパーツ類の長さ等を確認して身体にピッタリなポジションに調整をおこなうことで解消することができます。このような場合はPrecision Fitを受けていただくことをおすすめします。
サドルが身体に合わない場合はサドル自体を見直ししなければ解決にはつながりませんが、今使用しているサドルが身体に合っているのか、合っていないかどうかの判断も自身では難しいです。これを視覚的に確認できるようにしたものが以前にブログでも紹介させていただいたプレッシャーマッピングというサービスです。
こちらの専用計測パッドをサドル座面にかぶせるだけで、サドルのどの部分に圧力がかかっているか、サドル左右や前後の圧力分布のバランスや比率など様々なものがPC画面上で数値として表示され、原因が視覚化できます。これを使用すればサドルが身体に合っているかどうかの確認はもちろん、自分にピッタリなサドルを見つけることも可能です。
では実際にどのような計測をおこなっているのか?次回のブログで説明します。