- 2019.03.09
- Precision Fit (プレシジョンフィット) 身体に生じる痛みそれぞれ
今回からは実際にTTバイクのポジションの違いでパワーやペダリング効率にどれだけ違いが出てくるのかを検証します。
前回のブログで説明した「サドルの前後位置」と「ステム長」がロードバイクのポジションで適正値になるようにそれぞれ設定をおこない、そこにDHバーを取り付けてパワーとペダリング効率を計測しました。
ロードバイクでの最適値となるペダル軸から±2㎝に赤いラインがはいるようにサドル位置を設定。
ステム長もロードポジションで最適になる位置に調整をしました。
計測結果がこちら
ペダリング効率:68 パワー(ワット数):156
「サドル前後位置」と「ステム長」がTTバイクで適正値になるように設定。同じDHバーを取り付けてこちらも計測をおこないました。
赤いラインがペダル軸よりも前にいくようにサドルの前後位置を調整。
計測結果がこちら
ペダリング効率:68 パワー(ワット数):160
データの通り、DHバーを使用するTTポジションをとる際には、ロードバイクのポジションを使用するよりも、TTバイクのポジションを使用した方がパワー(ワット数)は上昇し、上半身は前傾がきついアグレッシブなポジションになるにもかかわらず、ペダリングの効率が維持できることがわかりました。
TTバイクにお乗りの方でロードバイクと同じポジションを使用している方はフィッティングをすることでパワーを上げることが可能となります。フィッティングに興味のある方は下記リンクを参考にしてください。