- 2019.03.09
- Precision Fit (プレシジョンフィット) 身体に生じる痛みそれぞれ
前回のブログでは自分にピッタリなDHバーを選ぶには、「使用感」、「走行距離」、「身体の柔軟性」を考慮することがとても重要になる。というお話をしました。今回は形状別にいくつかのDHバーを試して、実際に出力(ワット数)などにどれほどの変化があらわれるのかを検証してみたいと思います。
■PROFILE DESIGN T2+カーボン
こちらのバー形状はSベント系に位置づけされていますが、ややストレート系に近い形状をしています。
今回の検証ではストレート系バーという設定で計測をおこないます。肘を乗せ固定するアームパッドもやや低めの位置に設定されているため、今回検証したDHバーの中では一番低い前傾姿勢が取れるモデルです。データの方はというと...
ペダリング効率:62 出力(ワット数):218
■Bontrager Race Lite Aero Clip-On Bar
こちらのバーはSベントと呼ばれる形状を採用しています。T2+カーボンと比べると体をやや起こした体勢を維持できるモデルです。こちらのデータは...
ペダリング効率:63 出力(ワット数):157
■Bontrager Race X Lite Clip-On Aero Bar
こちらのバーはSKIベントと呼ばれる形状を採用。肘を置くアームパッドはやや低めに設定されていますがバー形状的に自分の胸の方向に引っ張りながら握れるように工夫がされています。こちらのデータは...
ペダリング効率:64 出力(ワット数):213
それぞれの検証結果を見てみましょう。(計測の前提条件として今回はあくまでDHバーの形状の違いでどの程度結果が変わってくるのかを確かめるため、ぼくの柔軟性を加味してそれぞれ最適なポジションに調整して計測をおこなっています。)ぼくの場合はストレート系のDHバーが一番パワーが出ていて、ペダリング効率はSKIベントのDHバー使用時が一番高い。という結果になり、どうやらSベント系はぼくにはあまり合わないかもしれないということも分かりました。このようにプレシジョンフィット時に使用しているSpin Scanを使用すれば視覚的にどのDHバーが一番最適なペダリングと出力を生み出しているか一目で分かります。これに前回お話しした要素を組み合わせることによって最適なDHバーとそのポジションが導き出せます。
DHバー装着をお考えの方はフィッティングとトータルで最適のモデルを探してみませんか?