- 2019.03.09
- Precision Fit (プレシジョンフィット) 身体に生じる痛みそれぞれ
前回のブログ「Spin Scan」からの続き。
まずペダリング効率とは?
ペダルを漕いだ際に、どのくらいの力を使用して、その中からどのくらいの力をバイクの推進力に変えられるのか。その効率のことを指します。
この数値が高い程、力をロスすることなく自転車の推進力を得ている、ということになります。
実際にどういう事か?
パワーメーターなどでワット数(動力)をチェックしながら走っていたとします。
そしてメーターには250Wと表示されているとしましょう。
その時に「今250Wの力を生み出し、それをペダルに伝えている」わけではありません。
かならず今表示されているワット数よりも大きい動力を生み出しているはずなのです。
ここにペダリング効率が関わってきます。
この効率がいい程、生み出しているワット数を効率よくペダルに伝えられます。
ここで例を挙げてみます。
AさんとBさん、この二人が同じワット数(250W)を引き出していると仮定します。
Aさんのペダリング効率は80%
Bさんのペダリング効率は65%という数値です。
Aさん 250÷0.8=312.5W
Bさん 250÷0.65=384.6W
これはそれぞれが実際に生み出しているワット数です。二人とも250Wを引き出す為に
それ以上のパワーを使っています。この「それ以上のパワー」がロスしている力なのです。
Aさんの場合62.5Wのロス。Bさんにいたっては134.6Wものロスです。
ペダリング効率がよくなれば、このロスを少なくすることができます。
ここまで読んでみて、自分のペダリング効率ってどのくらいなんだろう?と思ったあなた。
Precision Fitを受ければ効率だけでなく、あなたの情報を全てをチェックすることができます。
そして、ポジションやクランク長、クリート位置などを見直すことによって、このペダリング効率を上げることは可能です。
次回は実際にフィッティングをしてペダリング効率が上がるのか?を検証してみたいと思います。
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