こんにちは!
湘南藤沢店 部原です!
寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、輪行で渡良瀬遊水地・谷中湖へ行ってまいりました。
まずは関東地方の地図をご覧ください!
ある日地図を眺めていたら・・・
埼玉、群馬、茨城、栃木の4県の県境が密集している場所があります。
「おやおや?ここには何があるのだろう?」と私は興味を抱きました。
少し調べるとこの地帯は渡良瀬川の下流に位置し、渡良瀬遊水地と呼ばれて湿地帯が広がり
さらに中央には貯水池としての機能を持つ谷中湖という人工湖があるということ、
その湖がハートの形をしていることもあり、ちょっとしたデートスポットになっている
ということがわかりました。
参考リンク:渡良瀬遊水地総合利用案内
しかし渡良瀬遊水地と谷中湖の成立は、明治期の足尾鉱毒事件に端を発し、鉱毒の無毒化を目的として
明治政府が谷中村という村落を立ち退き・廃村させて作ったという負の歴史から始まっています。
時代は下り、1973年の銅山の閉鎖とその後の環境保全運動で渡良瀬川の環境も徐々に向上したこともあり
2012年にはラムサール条約湿地に登録されるほどに豊かな自然環境となりました。
近年では加須市のサイクリングイベントKAZOLINGのコースとして
この遊水地が使用されているなど、サイクリストにも縁浅からぬ場所のようですね。
さて、この辺りには「三県境」と呼ばれる埼玉・群馬・栃木の県境が一ヶ所に集まる
ちょっとした名跡があるそうなので、そこを最終目的地と設定します。
茨城の方は少しだけ離れていますが、まずは茨城側の古河(こが)駅を起点としてアプローチします。
今回は平日休を利用して行きました。
通勤ラッシュを避けるためやや遅めの出発。
10時半頃自宅を出て、辻堂駅から輪行・・・
宇都宮線に乗り入れている上野東京ラインの電車を使えば乗り換えなし1本で古河まで行けます。
時間帯により混むのがどうしても輪行の場合ネックではありますが・・・、
長距離ということもあり今回はグリーン車を使用することに。AM11時発に乗ります。
グリーン車の最後列のシート後ろに輪行袋を収めて乗車。
平日この時間であれば通してそれほど混みませんでした。
ちょうど2時間。東京、大宮を過ぎてようやくPM1時に古河駅到着。
辻堂からであれば運賃は1980円+グリーン券1000円です。
さて、渡良瀬遊水地までは少しだけ距離があります。
前回の輪行旅では大きく進路を外して方向音痴を晒してしまいましたが、今回から心強い味方が!
機会があって千葉さんから譲っていただいた、GARMIN EDGE1030・・・!
走行距離や速度・ケイデンスが出せるサイコンの基本的な機能の他、地図表示やナビ機能もついています!
これにより地図を見ながら進んでいくこととします!
今回は旧日光街道から国道4号線を北上し、野木方面から入ります。
谷中湖が近くにあるのになかなか入れない。
と、GARMINを見ながら進んでいき小路に迷い込んだ私・・・
おっ、グラベルバイクの旅っぽい!いいね!
と思ったのも束の間、道を下っていくとゲートが。
GARMINの導きによるとここは通れるようだけど・・・
通っていいものか?
と、自転車で通行する地元の方が。
自転車は(自己の責任の下に)通行可のようです。
あまりスピードを出さないよう心掛け・・・
おお!いい感じいい感じ!
パノラマ写真でも伝えきれない、絶景!
ここからは谷中湖エリアです。
初冬というのもあり着くころには日がやや落ちてきています。
徐行しながら周回していきます・・・
この日は初冬ですがそれほど気温も低くなく走りやすい日でした。
谷中湖には旧谷中村の歴史保全区域があります。
残念ながら雷電神社と延命院の建物は現存していないようですが・・・
県境が入り組んでおり埼玉と栃木、栃木と群馬の県境表示が色々なところにありました。
そういえば、隠れた名勝『三県境』にまだ行っていない!
入ってきた側と反対側、中央エントランス出て近くにあるようです。
さあやってきました、埼玉・群馬・栃木の三県境!
それぞれ埼玉県加須市、群馬県板倉町、栃木県栃木市。
記念撮影!
バイクラックも置いてあるので駐輪も気軽にできます。
さて三県境ほど近く、湖畔に位置する道の駅に寄りたいと思います。
「道の駅かぞわたらせ」
中央エントランスを出て北に少し走ると、埼玉と栃木の県境にこの道の駅はあります。
何とバイクロッカー「ビーコクーン」もあるので休憩にぴったり!
安心して周囲の散策に行けますよ!
参考リンク:駐輪ロッカー「B-Cocoon」の実証実験開始について
食堂は15時で閉店のようです。とほほ。
売店はまだまだやっていたので、肉まんあんまんと、塩キャラメルアイスを食しました!
展望台には、谷中湖のハートの形を模したモニュメントが!
こちらで言う湘南平みたいに、カップルが錠をかけて永遠の愛を誓うそうです・・・
とりあえず、ぼっちで記念撮影!
かぞわたらせを後にして、少し北に走ります。
午後5時閉館間際にハートランド城に寄れたので展望台から撮影をしました。
ここは栃木市側のビジターセンターで、渡良瀬遊水地の100年の歴史の展示をしていました。
谷中村の後裔の方が歴史保全運動をしており、往時の民俗の紹介をするコーナーもありました。
時間の都合上あまり見て回れなかったのが悔やまれる。
展望台に上ると、渡良瀬遊水地のヨシで編んだモニュメント「ハートのヒンメリ」
これからのクリスマスシーズンにはよさそうですね!
お天気が良ければここからスカイツリーが一望できるとか。
暗くなってきたので遊水地エリアを後にして、野木経由で古河まで戻りました。
やはり帰宅ラッシュを避けるべく午後8時台まで時間を待ち帰宅しました。
古河駅は始発設定があるので持ち帰りも比較的楽です。
ただ東京駅からは若干混雑に遭遇したので日と時間帯によっては厳しいかもしれません。
午後1時からと短い時間の滞在でしたが天候と絶景に恵まれて面白かったです!
全体としては湖畔なのでそれほど起伏はなく、なだらかなコースと感じました!
今回はポタリングという感じですが、野田市関宿や佐野・足利・桐生等も走行圏内なのでまた併せて訪れたいと思います!
次回は「Checkpoint ALR5(2022)で多摩湖に再び行ってきた」を予定しています!
今回の旅の相棒は、新しいCheckpoint ALR5。
フレームは軽くて丈夫な500alphaアルミを使用。
太いタイヤなのに軽い走りを実現!
700×40Cタイヤを履いているので路面の段差も気を使わずに快適に進めます。
今モデルからシーラントが同梱されており、最初からTLR仕様で走れます!
さらにGRXコンポ搭載のワイドレシオな11速で、シチュエーションを選ばずどこでも快走!
Checkpoint ALR5は54サイズが常時展示中!
身分証があれば無料で試乗もできますので、お気軽にお申し付けください!
参考リンク:2022/2023年モデル TREK(トレック)のグラベルロードバイク CHECKPOINT(チェックポイント) ALR/SLの特徴・評判
それでは!