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[前編]チェーン回りから異音や動作不良が…原因と解消法をチェック！

初心者向け
2024年12月27日

2024年12月27日
初心者向け

クロスバイク・ロードバイク・マウンテンバイク(MTB)などのスポーツサイクルの乗車中に「キュルキュルと音が鳴る」「ペダルを踏みこむと引っかかる感じがある」「ギアがうまく変速しない」などなど、ペダルをこいでいる時の違和感は駆動系トラブルかも？

今回はチェーン回りのトラブルチェック！大きなダメージになる前に、ぜひこのブログで症状や対策を確認してみてくださいね！

こんな状態になっていませんか？各部をチェック🔍

①チェーン回り駆動部の汚れ/注油切れ

チェーンや変速機・ギアの歯などに汚れが乗ってくるとだんだんと黒ずんでいき、チェーンの動きが悪くなります。
さらに進行すると変速機本体に付着してギアチェンジの時にうまく変わらなかったり、変速機の歯車の部分(プーリー)に黒い泥のような塊ができてチェーンが変速機からズレてしまったりと、さらなる動作不良を引き起こします。

それ以外にも汚れによってチェーンが摩耗して交換時期が早まってしまう・チェーンから「キュルキュル」と音が鳴るなど、様々な症状を引き起こすため定期的なお掃除と注油が必要です。
お掃除と注油は、やり方を覚えてしまえば、1回15～30分程度で終わってしまうほど簡単なもの。ぜひ月に1回は行って、良い状態を保って愛車を長持ちさせましょう！

関連ブログでオススメアイテムなどをご紹介していますので、ぜひあわせてチェックしてくださいね！

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②チェーンのサビ

チェーンの注油を怠っていると、チェーンに赤サビが発生します。
それによりチェーンとギアの歯との噛み合いが悪くなることで動作不良を起こしたり、ペダルを漕いでいる時に「ガリガリ」というような大きな音を発生させるなど、様々な症状を発生させます。

表面にほんの少し出てきた程度であればお掃除だけで落ちる場合もありますが、写真のようにかなり進行した状態の場合はお掃除ではまず落ちません。
サビ落としなどを使えばある程度は落ちますが、チェーンの強度も著しく落ちてしまいます。
その状態では走行中のパワーに耐え切れず、走っている最中にチェーンが破断してしまうことも…。

そのため、錆が発生したら基本的にチェーン交換が必要になります。

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③チェーンの伸び

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チェーンは「チェーンピン」と呼ばれる細いピンでプレートがつながれている構造となっており、ピンやピンを通す穴の部分が摩耗などですり減るとチェーン伸びを引き起こします。
伸びた状態で乗車しているとギアチェンジの際に動きの鈍さを感じたり、ペダルを漕いでいる時の「チャリチャリ」という音の発生、ギアの歯の削れにつながります。

チェーン伸びは0.1mm単位のもの。熟練のメカニックでもチェーンの張り具合がおかしい・チェーンリングに摩耗がみられるなど、明らかな異常がみられる場合を除いて、目視や触診での判断は難しいです。
そのため、専用の機材(チェーンチェッカー)での測定が必要になります。

④チェーンの変形/破断

外的な力などで変速機にダメージを受ける・チェーンの劣化など、何らかの原因でチェーンに強い力や衝撃が加わると発生します。
写真のようにプレートが割れてしまうケースもあれば、チェーンピンが飛び出してくる・チェーンがねじれるなど症状は様々ですが、いずれの症状も「②チェーンのサビ」と同様にチェーン交換が必要です。

チェーンの交換は基本的にその場でできることがほとんどなので、当日のうちにお返しできる場合が多いです。
ただし後述しますが、仮にギアも一緒に劣化していた場合は、パーツ交換をふまえた作業にまで発展してしまい、数日間車体を預けなければならない！なんてこともあり得ます。

今回は①～④まで、チェーンに発生する症例をご紹介しましたが、この他にも症例はまだまだあるため、続きはまた次回のブログでご紹介します！