- 2024.03.26
- クロスバイク乗車中、手首が痛い!そんな時はハンドル周りのカスタムに挑戦!!
「ギアからカラカラ音がなったり、変わりにくさを感じる」「なんだかブレーキがかかりにくい」「漕ぐたびにキュルキュル音が鳴る」などなど、自転車に乗車されている時に気になる症状はありませんか?
これらはすべてチェーン・ワイヤー・ブレーキパッド・ブレーキシューなどの消耗品に痛みや削れがみられる場合に起こりやすい症状なんです。
消耗した状態でそのまま乗車を続けていると、本来交換しなくてよかった部分まで交換しなければならなくなってしまうことも…。そのため、消耗品は定期的に交換が必要となります。
ではどのようにパーツの状態をチェックすればよいのでしょうか?チェック方法を見てみましょう!
チェーンは使用していくうちにチェーンの接続部が削れ、伸びが発生します。この伸びが発生した状態で走行を続けていると、伸びたチェーンに合わせてギアの歯が削れて行きます。
その状態で新しいチェーンに交換するとチェーンとギアの歯がうまくかみ合わなくなってしまいます。
ここまでくるとギアの歯も交換が必要になってきてしまうため、伸びきる前の定期的な交換が重要! 走行距離でいうと、大体3,000km程度が目安です。
チェーンの伸びは目視ではわからないためチェーンチェッカーと呼ばれる専用の工具で伸び率を測定しますが、お持ちでない方も多いと思うので販売店で定期的にチェックしてもらいましょう!
・錆が発生していないか
・接続部に刺さっているピンからチェーンが外れかかっていないか
・チェーンのプレートが曲がっていたり、ねじれはないか
変速機やブレーキに使用されているワイヤー。細いケーブルはインナーワイヤー・太いケーブルはアウターケーブルと呼ばれます。
インナーワイヤーは使用していくごとに伸びが発生したり、ワイヤーのほつれがおこります。伸びはある程度なら調整でなんとかなりますが、伸びすぎやほつれは交換が必要となります。
交換時期を過ぎて使用しているとワイヤーが切れてしまいます。
レバー内部で切れてしまうと交換に時間が掛かるだけではなく場合によってはレバー丸ごと交換が必要になるケースもあるため、異常がなくとも定期的な交換がおすすめです。
アウターケーブルは曲がりがあると変速やブレーキング時に抵抗が生じ、動作不良を引き起こします。
また、インナー・アウターケーブルどちらも共通で気をつけなければならないのがサビの発生です。
サビによってワイヤーがスムーズに動かなくなってしまうため、変速やブレーキのもたつきや動作不良が発生します。
・変速機付近からチャリチャリ音が鳴る
・シフトアップやシフトダウンの際、スムーズに変速しない
・ブレーキをかけたときに掛かりが遅い(強く握らないとブレーキが作動しない)
・インナーワイヤーがほつれている
・アウターケーブル(太いケーブル)部分が曲がっている・ビニール部分が破れている
・(ポリマーコート・オプティスリックのみ)表面のポリマーや加工が剥げている
・乗車し始めてからまたは前回のワイヤー交換から1年経過または3,000km以上走行した
ディスクブレーキのピストンの間に入っているブレーキパッドは、ブレーキをかけるごとに摩耗していきます。
ワイヤー(機械)式ディスクブレーキの場合は摩耗するとブレーキをかけた時に掛かりが遅いなどの症状が発生します。
油圧式ディスクブレーキの場合は削れに合わせて引きしろを調整する機能が備わっているため、気付いたら交換時期を過ぎていた、なんてことも…。油圧式は特に注意が必要です。
・ブレーキパッドの厚みが0.5mm以下
・金属が擦れるような音が鳴る
・ブレーキパッドに汚れやオイルがしみついている
・(機械式のみ)ブレーキの掛かりが遅い
アーチブレーキやVブレーキに使用されているブレーキシューも、ブレーキパッド同様使用していくうちに摩耗し、削れが進行するとブレーキがかけにくくなります。
また、ブレーキシューは2年ほどで経年劣化によって制動力が落ちるため、削れていなくても交換が必要です。
・ブレーキをかけたときに制動力が弱く感じる
・ブレーキシューの厚みが溝から1mm以下
・左右で削れ具合が異なる
・ゴム部分にひび割れがある
・乗車し始めて2年または前回のブレーキシュー交換から2年経過している
・ホイールと接触する面に金属片が刺さっている
消耗してそうな部分が複数ある上に、汚れが溜まっている…そんなときは有償メンテナンスのオーバーホールを受けていただくのもおすすめです!
車体を分解し、外したパーツをさらに分解して徹底的に洗浄。そして注油が必要な部分をグリスアップし、再組み立てをする大掛かりなメンテナンスのため、1週間程度※お預かりでの作業とはなりますが、新車の時のような乗り心地まで回復します!
自転車に乗り始めて1年以上または走行距離3000km以上の場合は全体的に消耗品の交換が必要なことが多いため、受けていただくことをおすすめします!
フレームの撥水性と塗装強度をアップさせるガラスコーティングの同時施工もオススメですよ♪
今回ご紹介した消耗品以外にも、定期的にチェックが必要なパーツは各所にあります。
メンテナンスのご相談は事前予約不要でいつでも受け付けていますので、ぜひ最寄りの店舗でご相談ください!