
- 2025.09.15
- 続)そろそろ愛車のオーバーホールを、、[前編]
こんにちは、千葉ユタカです!
前回は愛車のオーバーホールに伴い交換品の抽出までしました。
お見逃しの方はぜひこちらもご覧ください。
[関連ブログ] 続)そろそろ愛車のオーバーホールを、、[前編]
それでは早速作業に進みます!
前回のオーバーホールもそうでしたが、やはり駆動系周りは汚れが目立ちます。
変速の滑らかさや錆抑止効果を図るため、チェーンには元からオイルが塗布されていますが、大気中や走行中に巻き上げた砂ぼこりがチェーンあるいはギアに付着し、汚れへと変化します。
そして、この汚れをそのまま放置し続けることで沈着し、ちょっとやそっとじゃ中々落とせない頑固な汚れとなってしまうという訳です。
ですが!
ちばサイクルにはとても便利なお助け機材が存在することをご存じでしょうか!?
水圧によって汚れを弾き落とす高圧洗浄機をちばサイクル全店で配備しています。
ちばサイクルではオーバーホールを年間500件以上承るため、今やなくてはならない超重要機材といっても過言ではありません。
さて、オーバーホールで清掃するものは以下の通りです。
1、メインフレーム/フォーク
2、コンポーネント一式
3、ホイール前後
ちなみにフレームは外観清掃と内部清掃および適所にグリスアップを施します。
ホイールも外観・ハブ内部清掃とグリスアップおよび横振れ取り調整まで実施します。
まず汚れたコンポーネント類は専用の溶剤に1~2時間程度つけおきして、汚れを浮かせます。
写真では一部スモールパーツのみ写っていますが、この他にもチェーンリングやスプロケットといった駆動系も溶剤を使用できるものはすべてつけおきします。
※Di2などの電子メカはつけおきできないため、ブラシなどで丁寧に清掃します。
実はこの工程がとても重要で、前述した通り沈着した頑固な汚れは高圧洗浄機だけでは落としきることが困難なものとなります。
そのため、汚れをパーツから分離させたうえで、強い水圧で弾き落とすというのが通常の流れなのですが、
汚れ具合によっては丸一日溶剤につけおきしなければならないほど汚れが落ちない状態のものをご依頼いただくことも稀にあったりします。
幸い、私の車体は基本雨天時は乗らないことや、定期的に駆動周りの清掃を実施していたため、比較的スムーズにキレイにすることができました。
ホイールはハブ内部の汚れが目立つ状態でしたが、こちらも元から塗布していたグリスが乾ききっていなかったため、パーツの損耗は心配ないようで一安心。
清掃前のフロントディレイラー
清掃前のスプロケット
リアディレイラーを分解した直後のプーリー
コンポーネントはスプロケットやチェーンリング、プーリーの摩耗が気になるところ。
汚れが付着しているとなかなかその損耗度合が分かりづらいですが、清掃して汚れを落とすことで歯の傷み具合が露わになります。
ただし、その度合は目視で判断がつかない場合がほとんどであり、組み立て後の試走で「ある症状」が起こることで損耗が確認され、スプロケットもしくはチェーンリング、あるいはその両方の交換が必要であると判断が下ります。
こちらは「後編」にてご紹介します!
フレームの外観清掃はもちろん、内部の清掃とグリスアップまで完了!
チェーンオイルによってあれだけ汚れていたスプロケットもご覧の通りです!
ホイールも振れ取り調整まで済ませて組立の準備は万全です♪
清掃が必要なものはすべてキレイになり、次回はいよいよ組み立ての様子をご紹介します。
ぜひ更新をお楽しみにお待ちください!
[関連リンク] メンテナンス
[関連ブログ] チェーン、ワイヤー…消耗品は大丈夫?
[前編]チェーン回りから異音や動作不良が…原因と解消法をチェック!
[後編]チェーン回りから異音や動作不良が…原因と解消法をチェック!
〒251-0053
神奈川県藤沢市本町1-1-31
TEL:0466-60-2026
E-mail:shonan@chibacycle.com
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休(年末年始のぞく)
アクセス:藤沢駅から徒歩11分 /小田急江ノ島線・ 藤沢本町駅から徒歩13分
駐車場:2台分の駐車スペースがございます。