- 2024.11.12
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皆さんこんにちは、千葉ユタカです!
今回は、とあるお客様からのとてもロマンあるご相談をいただいたので、その紹介記事になります。
それは何かというと・・・
TREKのFX2(クロスバイク)にドロップハンドルを付けて、ロードバイク化したい!
というご依頼。
FX2はトレックの人気クロスバイクのひとつで、一般的な見た目。
トレック(TREK) FX 2 ディスク(FX 2 Disc) 2024モデル
それがこうなっちゃいました!
これはもうロードバイク!!
なぜドロップハンドルがご希望だったのか、実際にどう組み替えていったのか、など紹介していきますので、最後までご覧ください!
そもそもなぜドロップハンドルに?という点ですが、
このお客様は自転車通勤で毎日数十キロの往復をされているそう。
ロードバイク(ドロップハンドル)はクロスバイク(フラットハンドル)に比べて乗車姿勢が前傾になるぶん、
踏み込む力をペダルに伝えやすかったり、空気抵抗が少なかったりとメリットがあります。
かなりの長距離をある程度の時間で乗りたいなら、ドロップハンドルが好ましいですよね。
やっぱり、ドロップハンドルってかっこいい!
それだけの理由でもいいんです。
お客様はブルホーンバーにすることも検討されたそうなのですが、今回はドロップハンドルに着地。
通常、ドロップハンドル化に伴う様々なコンポーネントの新調や組替は何万円もかかるものです。
それならいっそ、ロードバイクにすればいいんじゃない?なんて声も聞こえてきそうですが、そうではないんです。
「このフレームに愛着があるから乗り換えはしない!」という理由もありました。
当店でもクロスバイクのドロップハンドル化は例が少なく、私は初めてのことだったので、いろいろと念入りに調査。
お客様のご希望はSHIMANOのTiagraグレード。
全てを新品で揃えると、パーツだけで12万円くらいかかります。
実は、このお話をいただいたときにちょうど中古品のTiagraコンポーネントが手に入りまして、
使えるところは中古品で少しでもお安く、とご提案をさせていただきました。
ちばサイクルは中古車・中古品を扱っているだけあって、タイミングによってはこういったご提案も可能です。
今回、それでも新品で注文したコンポーネントは以下の3つ。
・ボトムブラケット
・クランク
・フロントディレイラー
BBとクランクは当店で中古品の取り扱いがなかったためご注文いただきました。
フロントディレイラーは中古品があったのですが、FX2のシートチューブとはクランプ径が異なる!
この点に注意して、対応するフロントディレイラーをご提案。
FX2のフロントディレイラーはトップスイング(バンドが下側)なのですが、
Tiagraはダウンスイング(バンドが上側)なので、
バンドを固定できるか?が懸念点でした。計測したところ、理屈上は大丈夫だったのですが・・・
ボトルケージのネジ穴の間でしっかり止まりました!
(お客様の車体はXLでしたが、Mサイズくらいだとちょうどネジ穴に当たってしまうこともあるかもしれません。)
ちなみに、ハンドルも当店で保管していた中古品からお選びいただきました。
ステムのハンドルクランプ径は問題なく合致。
設計図が決まれば、あとは手を動かすのみ。
まずは交換が必要な部分を全てばらします。
そして最終的に・・・
組みあがりました!(作業途中の写真は無いのですっ飛ばします)
中古品を付けているとはいえ、かなり新品に近い見た目です。
前からのビジュアルはこんな感じ。
バーテープも選んでいただきましたが、ペダルの色とマッチしていてカッコいい!
最初にご相談をいただいたときには、すべて問題なく取り付けできるのか、半信半疑でした。
色々と調査した結果スムーズに組み替えができて一安心。
ただ、車体によっては相性が悪いこともあるかもしれないので要注意。
お渡し後、お客様からは大変ご好評をいただきました。
カッコいいし乗りやすいし、サイコーですね!
気になる今回の費用ですが・・・
本来、新品のコンポーネント・ハンドルにバーテープと組替工賃で約14万円かかるところ、
うまく中古品を組み合わせて11.5万円ほどでご案内できました。
クロスバイクのドロップハンドル化や、その他カスタムに興味があるかた、
ぜひちばサイクルへご相談ください!
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