
- 2025.09.29
- 続)そろそろ愛車のオーバーホールを、、[後編]
皆さんこんにちは。千葉ユタカです!
今回はカスタムに関する連載第二弾ということで、
タイヤ・ホイールを変えることによる走行感の違いを紹介していきます。
以下の4部編成で投稿していきますので、前回の投稿を見ていない方はぜひご確認ください!
第1章:タイヤ・ホイールだけ変えたらどれだけ違うの?(この投稿)
さて、交換前のロードバイクはこちら。
トレック(TREK) エモンダ SL 5 ディスク(Emonda SL 5 Disc) 2022モデル
そして、交換元になる社長のロードバイクはこちらです。
PROJECT ONE Emonda SLR
ここからまず交換するのは、
・ホイール
・タイヤ
の2パーツです。
ズームするとこんな感じ。
まずはそれぞれのスペックを紹介していきます。
純正のホイールはこちらです。
Bontrager Paradigm SL
交換するホイールはこちら。
Bontrager Aeolus RSL 37 TLR Disc Road Wheel
2つのホイールの違いを下記4点で比べてみましょう。
・素材
・リム高
・重量
・価格
| 項目 | Paradigm SL(純正品) | Aeolus RSL 37 |
| 素材 | アルミ | カーボン |
| リム高 | 非公表 | 37mm |
| 重量 | 非公表 | 600g(前) |
| 価格(前輪) | \28,100 | \169,900 |
素材に関しては一般にアルミと比べてカーボンのほうが価格が上がる一方、軽くて衝撃吸収性(乗り心地)も高いと言われていますよね。
リム高は純正品がローハイト(30mm以下)なのに対し、交換するAeolusは37mmのセミディープ(ミドルハイト)と言われる部類に入ります。
重量についてはタイヤと合わせて後ほど紹介しますね。
この違いがどう影響してくるでしょうか。
さて、続いてはタイヤの交換です。
純正のタイヤはこちら。
Bontrager R1 Road Tire
社長のバイクに付いているタイヤはこちらです。
Pirelli P ZERO Race TLRロードタイヤ
タイヤに関しては以下の6点で比べてみましょう。
・タイヤ装填タイプ
・タイヤ幅
・TPI
・コンパウンド
・重量
・価格
| 項目 | R1(純正品) | P ZERO Race |
| タイプ | クリンチャー | チューブレス |
| 幅 | 25c | 26c |
|
TPI |
60 TPI | 127 TPI |
| コンパウンド | 60a | 52a/57a |
| 重量 | 341g | 270g |
| 価格 | ¥3,500 | ¥13,000 |
まずは装填タイプについて。
純正はクリンチャーと呼ばれる、チューブを使用するタイプのタイヤです。
一方、交換するタイヤはチューブレスで、チューブを使わないタイプになります。
また、タイヤの硬さ・しなやかさ等を表すTPIやコンパウンドは
交換後のタイヤの方がより柔らかく、しなやかになっています。(そのぶん、耐久性は劣ります)
さあ、ホイール・タイヤの入れ替えでどれだけ重量が変わるのでしょうか。
後輪はスプロケットの影響もあるので、前輪で比較してみます。
はい、前輪だけで1.6kg → 1.1kgと、500gの軽量化に!
※ブレーキローターの径が小さいものがついているため、正確には450gほど。
前後輪あわせると、約1kg軽くなるということになります。
だいたい牛乳パック1つ分。タイヤとホイールだけでそんなに変わるんですね。
さてさて、前置きが随分長くなりましたが、ようやく試走のお時間です。
ペダルに足を駆けてさあ出発・・・
おや?
なにこれめっちゃ軽い!加速がはやい!!
とにかく加速の違いが歴然でした。
純正のSL5も良いパーツが付いているのですが、
それでもここまで違いが出るのか、と衝撃が走りました。
重量による違いが大きく影響しているのかもしれません。
そして次に違いを感じたのは30km/h以上の高速域に入ったとき。
その速度を維持するのが全く辛くない。なんなら足回さなくてもいいくらい。
そう、P ZEROタイヤのディープリムのおかげで、空気抵抗が減っているんですね。
空気抵抗は速度が上がるにつれて大きくなりますから、高速域での恩恵が大きいわけです。
ただしディープリムには欠点もあって、横風には弱いんです。
例えば大型トラックが横切るとき、油断していると風圧でハンドルを持っていかれそうになるので注意が必要です。
最後に感じた違いは、腕への振動の伝わり方です。
ホイールがカーボン製であり、なおかつ柔らかいチューブレスタイヤを履いているので、
衝撃吸収性に優れ、純正品よりも手が疲れにくい印象を受けました。
長距離になればなるほど、その恩恵は大きくなりそうです。
第一章にしてかなりのボリュームになってしまいましたが、パーツ交換はここからが本番。
果たしてどんな車体に仕上がるのか。次回をご期待ください!
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その他の投稿はこちら
第1章:タイヤ・ホイールだけ変えたらどれだけ違うの?(この投稿)