フロント変速機は「消耗品」が付いてます。
今回はロードバイク向けの話です。シマノの11速モデル(105/アルテグラ/デュラエース)と10速モデル(TIAGRA4700シリーズ)はフロントの変速機に「あるパーツ」がついています。
この黒いパーツです
名前を「スキッドプレート」と呼んでおり、以下の役割を持っています。
1.チェーンと変速機のプレートが接触したときの「カラカラ音」の軽減
2.チェーンと変速機のプレート(金属製)の摩耗によるダメージを防ぐ「緩衝材」
特に2つめの役割はメカの保護という点では大きな利点があります。変速機のプレートが摩耗・破損してしまうと、交換不可なんです。そうすると数千円~数万円の交換費用が掛かる…。その点、スキッドプレートはひとつ144円(税込)と、リーズナブル♪
この小さなパーツの働きぶりはどのようなものか、チェックしてみましょう。
1年経過したバイク(スタッフ・笹子のEmonda SL6WSD)から取り外してみました。真ん中あたりが擦り切れているのがわかりますね。まだ使用可能な範囲ですが、どれくらい減っているのか新品と見比べてみましょう。
こうすると一目瞭然。かなりの仕事をしているパーツだという事がお判りでしょうか?ご自身のバイクがシマノ11速コンポorTIAGRA(4700シリーズ)なのに「このパーツ見当たらない」という方は、脱落して無くなっています。スキッドプレートという緩衝材が無い今、変速機がチェーンと擦れる度に摩耗する状態です。すぐに新しいものを取り付けましょう!
シマノ11速コンポが普及して約3年経過した今、車体点検をしていると「この車体も交換時期だな」と感じるバイクが増えてきました!当店ではFD-5800/FD-6800/FD-4700のスキッドプレートを店頭で常時在庫しています。
皆さまもスキッドプレートの働きぶりをチェックして、摩耗していたら交換してあげましょう!
FD-5800/FD-6800 スキッドプレート
144円(8%税込/交換工賃無料です。)