ホイールの選択肢が少ないクロスバイクは「手組み」でアップグレードを!
先日、オーバーホールをご依頼されたバイクの後輪をチェックしていると内部パーツが経年変化してしまったらしく、回転性能が低下していました。しかし、クロスバイクはホイールの選択肢が少ないんです。そこで、当店のメカニック特製の「手組み」ホイールをチョイスする事にしました。
※手組みホイールとは…ホイールの構成パーツである「ハブ」「スポーク」「リム」を全てチョイスして技士が組み立てするホイールの事です。
今回は以下のパーツで構成しました。
ハブ:FH-T610(SHIMANO Deoreグレード):3,285円
スポーク:2.0mmプレーンスポーク(32本):5,184円
リム:TNI AL22クリンチャーリム(395グラム):4,320円
ホイール組上げ工賃:4,320円
参考までに以前のホイール(完成車ホイール)を分解して、リム単体で重量を測定しました。
493グラムとクロスバイク用では標準的重量ですが、決して軽くはないです。交換後のTNI製リムは395グラムなので100g以上軽量化する事になりますね!
組みあがった後、完成重量を計測してみました。すると…
Bontrager完組みホイール:1120g
当店手組みホイール:1040g
と全体重量は80gの軽量化を達成したことになります。
手組みホイールのほうはスポーク本数が32本と、以前のものより増えているので双方を比較した場合、駆動効率はUPしていると思われます。
後輪は駆動輪でもありますので、効果は期待しやすいと思います!クロスバイクをフィットネスでたくさんお使いの方は、カスタムの選択肢として手組みホイールをオススメします!