湘南藤沢店ブログ

「クロスバイクで90km走れるか？」を検証しました！

街中の移動に便利な「クロスバイク」ですが、実はもっと高いポテンシャルを秘めているはず…

ということでTREK(トレック) FX3というクロスバイクで、神奈川県藤沢市～東京都品川までの90kmのルートをサイクリングしてみました！

・これからクロスバイクを買おう！と思っている方
・クロスバイクを買ったばかりでロングライドしてみたい方

へ参考になる情報満載でお送りします！

→レビュー結果をすぐ見たい方はこちら

 

ライト、コンピュータ…etc を付けて、快適なサイクリングの準備

 

出発前の準備は重要！

サイクリングの前日に、車体にアクセサリーをいくつか取り付けました。取り付けた装備品をリストアップしてみました。

 

品目	製品名
フロントライト	ボントレガー Ion 350R
リアライト	ボントレガー Flare R
ビンディングペダル	シマノ PD-M324
サイクルコンピュータ	ガーミン EDGE 500J
パンク修理キット	チューブ、タイヤレバー、携帯ポンプ
サドル	ノーブランド　クラシックタイプ
ハンドルポジション	一番低いセッティング

 

● ロングライドを考慮して、ペダルはシューズと固定するビンディングペダルにしました。登り坂の軽快さが違います！

● サイクルコンピュータは、目的地までの残距離を知ることで気持ちの余裕がでます。また平均データをチェックして、走行ペースを一定にすることで疲れにくいペースづくりにも欠かせません。

● ハンドルポジションを低いセッティングにすると、風の抵抗を受けにくい乗車姿勢を作ることができるので、体力温存のために変更しました。

さて、準備は完了です！翌日、10時には品川に着いていないといけないのですが、はたして大丈夫でしょうか？結構ドキドキです(笑)

 

往路は環状2号線～綱島街道(中原街道)を通る40kmの道のり

 

往路のルートは、予定が入っているので最短ルートで作成。その中でもクロスバイクで走りやすいコースを利用しました。

 

藤沢～新横浜方面は歩道の広い環状2号線が便利！ただし注意点も

藤沢から新横浜に向かうには、環状2号線の利用をおすすめします！この道路は交通量が多いものの、歩道が広くて車道寄りを走れば、車の往来を気にせず走行できます。

注意点としては、ルート中にはたくさんの「登り下り」が登場します。しゃかりきに走ると、体力を消費してしまいますよ(笑)　サイクルコンピュータでペース管理をしながら進みましょう！

 

多摩川を渡り、品川へ到着！

 

新横浜で少し休憩した後、綱島街道で都内入り。トラックの往来も多いこの道路は道が荒れているポイントもしばしば出てきました。

路面の凹凸は振動となって体力を使う原因ですが、FX3のカーボン製フロントフォークの効果もあって、イヤな振動は軽減！

そんなことを感じているうちに、品川へ時間内に到着できました！ここまでの走行結果を表で見てみましょう。

 

■藤沢～品川の走行結果

走行距離	41.58km
走行時間	1時間50分
移動時間	2時間30分
平均スピード	22.7km/h

 

データを見てみると、走行時間と移動時間に40分近いズレがあります。

一番の要因は「休憩時間」なのですが、次の要因は「信号での停車時間」です。信号の少ない道を選ぶことで、もっと早く移動することも可能です。(そのためにはルート設計が重要です！)

 

品川では、デュラエースのパワーメーターなど新製品を見てきました！

 

この日は「技術セミナー」ということで、新製品の整備方法を学んだり販売前の新製品の実物チェックをしていましたが、ロードバイク系パーツの最上位モデル「デュラエース」に関する話題がたくさんありました！この情報は後日、別の記事で発表いたします！

 

復路は「みなとみらい」経由の47kmの道のり

 

帰りは予定にゆとりがあるので、みなとみらいへ寄り道しながら帰ることにしました。

第一京浜をメインルートに川崎から横浜入りします。比較的平坦な道がつづくので、軽快なサイクリングが続きます！

すでに60km近い走行距離ですが、FX3に装着されたISO ZONEサテライトグリップ＆ハンドルバーの握りこまないグリップ形状が腕にかかる負担を減らしているので、上半身に疲労が残りにくいと感じました。

 

1時間でみなとみらいへ。プチ・スナップ撮影会を楽しむ

自転車界のフェラーリ(?)、トレックのクロスバイクを本物のフェラーリディーラーショップ前で記念撮影♪

 

みなとみらいの名所「ランドマークタワー」前も通りました。下から見上げるとほんとうに高いです！写真でその迫力が伝わりますか？

 

中華街で燃料補給

 

いくつかのスポットをめぐっていると、小腹がすいてきました…目の前には中華街の入り口！…というわけで、これまた定番アイテムの「中華まん」を一つ買いました(笑)　補給を終えたら、自宅に向けてみなとみらいを出発する時間です。

 

■品川～みなとみらいまでの走行結果

走行距離	23.38km
走行時間	1時間1分
移動時間	1時間30分
平均スピード	22.9km/h

 

いよいよゴール！しかし最後の難関が…

 

湾岸エリアから藤沢に戻るルートは、「鎌倉街道」を選択しました。ほどよい道幅と交通量なので、僕がよく使う道の一つです。

残り20kmの帰路ですが、家を出てからすでに6時間以上経過していることもあり、体力も残りわずか。ちょっとした登り坂が足に負担をかけてきます。

 

そんなとき、FX3のギア操作の快適さには感心しました！　以前のFXや以前所有していたクロスバイクと比較しても「変速ギアを操作するときに必要な力」が明らかに少なくなっています。

機材の良さって、自分の体力が落ちてきた時こそ感じるもんだなーとおもいつつ、ついに藤沢に帰ってきました！最終的な走行データをまとめました！

 

■トータル走行結果

走行距離	88.05km
走行時間	4時間1分
移動時間	9時間20分
平均スピード	21.9km/h

 

ということで、無事に90km近い行程をクロスバイク「FX3」で完走できました！

個人的には、以前(7年前)に所有していたクロスバイクより快適で、スピードが出たことに「自転車の進化」を感じました。

5年以上前のクロスバイクに乗っている方は、買い替えても良いかも？

 

まとめ：FX3なら100km近いサイクリングも快適！

 

良かった点

■カーボン製フロントフォーク

路面からの振動をフォークが軽減することで、体力の消耗を抑えることができました。長い距離 or 時間のサイクリングを計画している方にはカーボンフォーク搭載車の購入をおすすめします！

 

■専用グリップ＆ハンドルバー

操作するときに力のいらない形状。そして衝撃緩和エラストマーを用いた専用グリップ＆ハンドルバーが快適性をさらに高めている印象でした。

 

■ギア操作のレバーフィーリングが大きく改善

以前のFXと比べても、変速レバーの操作に必要な力が少なくなってストレスを感じにくくなっていました。ギアを変速させる回数も増えて、適切なギアを選択し続けたこともあり、足に残る疲労感を大きく軽減できました。

 

今度試してみたいこと

■タイヤサイズを変更したらスピードアップできるかも

今回は純正仕様の700X32Cサイズのタイヤで走りましたが、FXの運転になれてきたので、次のロングライドはタイヤを細くして、安定性重視の状態からスピード・加速性重視のカスタムバージョンにも乗ってみたいと思いました。

■バーエンドバーを付けて、ポジションを増やしたい

ハンドルバーの端に取り付けるアタッチメントパーツ「バーエンドバー」を取り付けたら、２つのポジションを入替えできるので、走行中の筋肉の硬直を防げるかな？と思いました。

 

以上、実走レビューをレポートしました！皆さまもFXでロングライドを楽しみましょう！
(店長・東(あずま))