
このページでは、TREK(トレック)のクロスバイク「FXシリーズ」新型となった2022 / 2023年モデルの最新情報・価格・評判(レビュー)・スペック(重量/カラー/ディスクブレーキ搭載車)・試乗車についてまとめています。2018 / 2019 / 2020 / 2021モデルについても情報をまとめ、初心者のみなさまが自転車選びされる際におさえておきたい情報を網羅。ブックマークをよろしくお願いいたします。
・通勤・通学にぴったりな「FX1Disc」2022年モデルのスペック/価格
・進化したフレームを採用したミドルクラス「FX2 Disc」2022年モデルのスペック/価格
・快適&軽快な走行性能に仕上がった「FX3 Disc」2022年モデルのスペック/価格(2022年4月9日更新)
・FXシリーズ2018年 / 2019年 / 2020年 / 2021年モデル情報(アーカイブ)
FXシリーズ2023年モデルの情報、そろそろ欲しい!というかたに向けた最新の動向を順次掲載!
アップデート形式ですので情報を先取りしたいかた、こまめに訪問してくださいね!!
モデルチェンジには3種類ある(ちばサイクルの2023モデル予想)
トレックの新製品情報は例年8月初旬~中旬に開催される「トレックワールド」にて発表となります。しかし近年ではイヤーモデル(今回でいうと2023年モデルですね)という観念は少し薄れてきていて、時期に関係なく新製品が投入される場合があります。この場合、そのモデルはそのまま翌年モデルとしてカタログに掲載されることがほとんどです。
また、上記とは別に「前倒し」として早めに新製品が投入されることが稀にあります。販売予想以上に売れていて、その年のモデルの在庫がなくなってきた場合に新モデルを先行発表するケースです。
「2023年モデル = ニューモデル」ではあるのですが、モデルチェンジには3種類あります。
フレームが根本から見直されて新製品投入です。
フレームはそのままでパーツが新製品になるパターンです。
フレームの色のみが変更になります。
トレックのフルモデルチェンジ情報については発表日当日の朝まで社員さんですら知らない、と聞いたことがあります。ですのでショップの店員さんに聞いても「本当に知らない」ようです。ただ、スポーツサイクルの業界のことを熟知していて、しかもトレックの新製品発表の歴史を知っていれば予測を立てることができます。
…というわけでここからは「予測」として読んでください。
たとえばFX3。通常年度なら昨年(2021年)6月頃に発売されていたであろう2022年モデルが、海外パーツ工場等の(コロナによる)ロックダウンの影響で2022年3月以降に初回入荷がのびるなどしている現状を考慮すると、2023年フルモデルチェンジをする可能性は極めてすくないでしょう。
海外パーツ工場等の(コロナによる)ロックダウンの影響で、組み込まれるパーツの仕様変更があるかもしれません。
モデルイヤーが変われば(人気のある一部のカラーリングを除き)ほぼすべてカラーリングが変わります。ただし、今年は2022年モデルの納期が大幅に遅れているため、2022年モデルがすべて継続して2023年モデルになる可能性があります。
この価格でフルカーボンフレーム!
クロスバイクの域を超えて、フラットバーのグラベルバイク、ツーリングバイクなど幅広い用途に使えるマルチパーパスクロスバイクです。
※画像はFX6Carbonのものです。
標準タイヤサイズを40cとし、最大42mm幅まで対応できます。タイヤをかなり太くでき、さらにはカーボンフレームなのでIsoSpeedなどがなくても路面からの衝撃吸収は目を見張るものがあります。
ケーブルが内装式なので見た目とてもすっきりしています。
今主流になりつつあるフロントシングル仕様。信頼性の高い変速性能もウリのひとつです。
関連リンク:FX4 /5 /6を詳しく解説!(2022年3月29日更新)
ロードバイクにも張り合えるFXシリーズ最高峰クロスバイク。ホイールはアイオロスを採用。本気度がわかります!
クロスバイクに乗ると、ペダルをひと漕ぎしたときから加速してゆき、あっという間に20km/h以上のスピードを出すことができます。しかしTREKの「FX」はこれだけではありません。
スピードが出ているときでも、「車体がブレずに安定している」と試乗をしたお客さまからコメント頂くことが多い印象です。この「安定感」はフレームの性能と関係しているんです。
FXにはトレックの高い技術を用いた「アルミフレーム」を採用しています。そのフレームは「ALPHA ALUMINUM(アルファ アルミニウム)」と呼ばれており、「Silver」「Gold」「Platinum」といったグレード区分がされています。
2022年のFX1Disc/2Disc/3Discは「Gold」シリーズを採用しています。2017年以前はSilverグレードを採用していたモデルもありましたが、現在はFXシリーズすべてのモデルで「Gold」グレードとなっています。
左:ディスクブレーキ 右:Vブレーキ
スポーツ自転車の新しい標準規格として多くのメーカーが採用をはじめている「ディスクブレーキ」ですが、2022年モデルのFXシリーズも2021年モデル同様に、全車採用の動きとなっています。
ディスクブレーキに対して、自転車でよく採用される方式(ホイールリムをゴムで挟み込む)を「リムブレーキ」と呼んでいます。
この「リムブレーキ」に比べて「ディスクブレーキ」は制動力が高く、雨天などの環境変化にも強いと言われています。
更に、ディスクブレーキにも種類があります。代表的な2つの種類のメリット・デメリットをご紹介します。
ブレーキ本体と操作レバーがワイヤーで接続されている方式です。メリットはメンテナンスの容易さです。ワイヤー交換は時間がかかりません。トラブルになっても比較的早く修理することができます。
デメリットもワイヤーに関係しており、錆びや汚れに弱いワイヤーが劣化することによって、ブレーキの制動力低下や動作不良をまねくことがあります。
2022年モデルではFX1Discのみが機械式ディスクブレーキを採用しています。
ブレーキ本体と操作レバーはホースでつながっており、中にはオイルが充填されています。オイルがホース内を移動する際にかかる「油圧」を制動力に変える方式です。
メリットは、「制動力が機械式より高い」「メンテナンスサイクルが長い」など複数あります。ワイヤーと違い外部環境の影響を受けにくいので、一度セッティングしたブレーキは常に軽いレバー操作感で確実に動作します。
デメリットは、しいてあげるならば「メンテナンス費用の高さ」でしょうか。1回の交換料金がワイヤー交換の料金に比べると高めに設定されていることが多いです。ですがメリットの欄に書いたように、そもそもメンテナンスサイクルが長いのでトータルコストはあまり変わりません。
2022年モデルではFX1Discを除く全てのFXシリーズが油圧式ディスクブレーキを採用しています。
リア7段/フロント3段変速を備えた低価格モデル。ネックとなっていた重量もフレームグレードの変更でかなり軽量になりました。
★価格:ディスクブレーキとしてはリーズナブルな7万円台。
★カラー:前年同様2色展開(いずれも男女兼用モデル)。
★フレーム:アルファアルミニウム「Gold」グレード採用。ワイヤー類が内装される新型フレームにモデルチェンジ。
★パーツ:2021年モデルから変速性能を強化し、後8段/前3段変速を採用。
★重量(メーカー公表値):12.68kg(Mサイズ)
フレーム | Alpha Gold Aluminum, DuoTrap S compatible, internal cable routing, flat mount disc, rack & fender mounts, 135x5mm QR |
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フォーク | FX Steel, flat mount disc, rack mounts, 405mm axle-to-crown, ThruSkew 5mm QR |
フロントハブ | Formula DC-20, alloy, 6-bolt, 5x100mm QR |
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リアハブ | Formula DC-22, alloy, 6-bolt, Shimano 8/9/10 freehub, 135x5mm QR |
リム | Bontrager Connection, alloy, double-wall, 32-hole, schrader valve |
スポーク | 14g stainless steel |
タイヤ | Bontrager H2 Comp, wire bead, 30tpi, 700x35c |
シフター | Shimano EF500, 8 speed |
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フロントディレイラー | Shimano Tourney TY710, 34.9mm clamp, top swing, dual pull |
リアディレイラー | Shimano Altus M310 |
クランク | Forged alloy, 46/30, chainguard, 170mm length |
カセット(スプロケット) | Shimano HG31, 11-32, 8 speed |
チェーン | KMC Z8.3 |
ペダル | Wellgo nylon platform |
サドル | Bontrager Sport |
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シートポスト | Bontrager alloy, 27.2mm, 12mm offset, 330mm length |
*ハンドルバー | Size: S, M, L Bontrager Riser, steel, 25.4mm, 30mm rise, 600mm width |
Size: XL Bontrager Riser, steel, 25.4mm, 30mm rise, 620mm width |
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グリップ | Bontrager Satellite |
*ステム | Size: S, M Bontrager alloy, 25.4mm clamp, 10 degree, 90mm length |
Size: L, XL Bontrager alloy, 25.4mm clamp, 10 degree, 110mm length |
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ヘッドセット | 1-1/8" threadless, sealed cartridge bearings |
ブレーキ | Tektro MD-U310 mechanical disc, flat mount, 160mm rotor |
FX1Discと比較した場合、フロントフォークがスチール製→アルミ製となり、軽量化による走行性能向上をはかっています。
2021年モデル同様、ディスクブレーキはこのモデル以上の車種すべてが油圧式(オイル駆動)で、あらゆる環境で安定した制動力と指一本で動作する軽いレバーフィーリングが魅力です。
FX2 2022モデルの紹介動画です。
★カラー:男女兼用モデル:4色/
★フレーム:アルファアルミニウム「Gold」グレード採用。ワイヤー類が内装されるデザイン。
★フロントフォーク:スチール製からアルミ製に(FX1Discとの比較)。
★パーツ:ディスクブレーキの駆動方式が機械式→油圧式に(FX1Discとの比較)。2021年モデル後8段/前3段変速に対し、2022年モデルは後9段/前2段へアップグレード。
★重量(メーカー公表値):11.73kg(Mサイズ)
関連リンク:おすすめ自転車 / FX2Disc 2022年モデル紹介ページ
フレーム | Alpha Gold Aluminum, DuoTrap S compatible, internal cable routing, flat mount disc, rack & fender mounts, 135x5mm QR |
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フォーク | FX Alloy, flat mount disc, rack mounts, 405mm axle-to-crown, ThruSkew 5mm QR |
フロントハブ | Formula DC-20, alloy, 6-bolt, 5x100mm QR |
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リアハブ | Formula DC-22, alloy, 6-bolt, Shimano 8/9/10 freehub, 135x5mm QR |
リム | Bontrager Connection, alloy, double-wall, 32-hole, schrader valve |
スポーク | 14g stainless steel |
タイヤ | Bontrager H2 Comp, wire bead, 30tpi, 700x35c |
*シフター | Size: XS, S, M, L, XL Shimano Altus M2010, 9 speed |
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Size: XS, S, M, L, XL Shimano Altus M2010, 2 speed |
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フロントディレイラー | Shimano Acera T3000, 34.9mm clamp, top swing, dual pull |
リアディレイラー | Shimano Altus M2000, long cage |
クランク | Forged alloy, 46/30, chainguard, 170mm length |
カセット(スプロケット) | Shimano HG200, 11-36, 9 speed |
チェーン | KMC X9 |
ペダル | Bontrager City pedals |
サドル | Bontrager Sport |
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シートポスト | Bontrager alloy, 27.2mm, 12mm offset, 330mm length |
*ハンドルバー | Size: XS, S, M Bontrager alloy, 31.8mm, 15mm rise, 600mm width |
Size: L, XL Bontrager alloy, 31.8mm, 15mm rise, 660mm width |
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グリップ | Bontrager Satellite |
*ステム | Size: XS, S, M Bontrager alloy, 31.8mm, Blendr compatible, 7 degree, 90mm length |
Size: L, XL Bontrager alloy, 31.8mm clamp, Blendr compatible, 7 degree, 100mm length |
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ヘッドセット | 1-1/8" threadless, sealed cartridge bearings |
ブレーキ | Tektro HD-R280 hydraulic disc, flat mount, 160mm rotor |
カーボンフロントフォーク、専用開発されたハンドルバー&グリップ…FX1Disc&FX2Discの基本性能に「TREKらしさ」を加えた旗艦モデル。
油圧ディスクブレーキは、性能面でTEKTRO社(FX2Discで採用)を一歩リードする「SHIMANO(シマノ)」社製のブレーキレバー&キャリパーを採用しています。
FX3 2022モデルの紹介動画です。
★カラー:男女兼用モデル:4色
★フレーム:アルファアルミニウム「Gold」グレード採用。ワイヤー類が内装される新型フレームにモデルチェンジ。
★フロントフォーク:カーボン製フォークを採用。FX1Disc&FX2Discにはない快適性を備える。
★パーツ:専用開発のハンドル/グリップ/ステム採用。2022モデルはFX4 Discゆずりの後10段/前1段のスポーツ仕様へ変更。
★ディスクブレーキ:ストレスの少ないシマノ社製油圧ディスクブレーキを搭載。→ ブレーキの生産遅延により、シマノ以外のメーカーの同等品が装着されることがございます。
★重量(メーカー公表値):11.38kg(M)
関連リンク:FX3をインプレしました!(2022年4月1日更新)
関連リンク:おすすめ自転車 / FX3Disc 2022年モデル紹介ページ
関連リンク:FX3をインプレしました!(2022年4月1日更新)
フレーム | Alpha Gold Aluminum, DuoTrap S compatible, internal cable routing, flat mount disc, rack & fender mounts, 135x5mm QR |
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フォーク | FX Carbon, rack and fender mounts, flat mount disc, 405mm axle-to-crown, ThruSkew 5mm QR |
フロントハブ | Formula DC-20, alloy, 6-bolt, 5x100mm QR |
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リアハブ | Formula DC-22, alloy, 6-bolt, Shimano 8/9/10 freehub, 135x5mm QR |
リム | Bontrager Tubeless Ready Disc, 32-hole, presta valve |
スポーク | 14g stainless steel |
タイヤ | Bontrager H2 Comp, wire bead, 30tpi, 700x32c |
シフター | Shimano Deore M4100, 10 speed |
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リアディレイラー | Shimano Deore M5120, long cage |
*クランク | Size: XS, S, M Prowheel alloy, 40T narrow-wide ring, 170mm length |
Size: L, XL Prowheel alloy, 40T narrow-wide ring, 175mm length |
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カセット(スプロケット) | Shimano Deore M4100, 11-46, 10 speed |
チェーン | KMC X10, 10 speed |
ペダル | Bontrager City pedals |
サドル | Bontrager H1 |
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シートポスト | Bontrager alloy, 27.2mm, 12mm offset, 330mm length |
*ハンドルバー | Size: XS, S, M Bontrager Satellite Plus IsoZone, alloy, 31.8mm, 15mm rise, 600mm width |
Size: L, XL Bontrager Satellite Plus IsoZone, alloy, 31.8mm, 15mm rise, 660mm width |
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グリップ | Bontrager Satellite IsoZone Plus, lock-on, ergonomic |
*ステム | Size: XS, S Bontrager alloy, 31.8mm, Blendr compatible, 7 degree, 90mm length |
Size: M, L, XL Bontrager alloy, 31.8mm clamp, Blendr compatible, 7 degree, 100mm length |
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ヘッドセット | 1-1/8" threadless, sealed cartridge bearings |
ブレーキ | Shimano MT201 hydraulic disc, flat mount, 160mm rotor → ブレーキの生産遅延により、シマノ以外のメーカーの同等品が装着されることがございます。 |
ブレーキローター | Shimano RT26, 6-bolt,160mm |
重量 | M - 25.09 lbs / 11.38 kg |
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2022年モデルは現在各店舗入荷待ちの状態です。
ご試乗できるようになりましたら、このページやブログでご紹介いたします!
また、2021年モデルはコンセプトストア(相模大野) / 湘南藤沢店 / 本厚木店 にて試乗可能です。
クロスバイクの良さをご体感いただけますので、ぜひお試しくださいね!
関連リンク:スポーツサイクル購入時の必須アイテムは? そして予算は?
すでに2022年モデルとしてのFXシリーズが発売となっておりますが、一部販売を継続しているモデル情報や比較をされるかた向けにアーカイブページをご用意しております。以下のページをご覧ください。
記事へのリンク:[アーカイブ]2021モデル / TREK FXシリーズ情報
記事へのリンク:[アーカイブ]2020モデル / TREK FXシリーズ情報
記事へのリンク:[アーカイブ]2019モデル / TREK FXシリーズ情報
記事へのリンク:[アーカイブ]2018モデル / TREK FXシリーズ情報