- 2024.10.28
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シマノ製パワーメーターの詳細が明らかにされました!事前の予告通り「デュラエース」のクランクをベースに搭載される予定です。明らかになってきた仕様をお伝えいたします!
パワーメーターの核心部分となるセンサーはクランクシャフトの内部に収まる形となるそうです。重量はパワーメーター非搭載のクランクセットとわずか70グラムの増量にとどまります。
写真のDura-Ace「9000」シリーズのパーツセットをお使いの方も、パワーメーター付きクランクを利用可能です。ただし、一つだけ条件があって「フロントディレイラー」を交換する必要があります。
他社のパワーメーターは、コイン電池を動力源としておりましたが、シマノはDi2(電動変速)に用いられているLi-ionバッテリーを搭載。簡単な手順で充電可能な仕様となっているようです。
パワー値を表示可能なサイクルコンピュータならほとんどが対応する「ANT+」や「Bluetooth(ブルートゥース)」通信をサポート。シマノからは専用メーターの販売は現在予定していないとのことです。
シマノのパワーメーターを使用して取得できるデータは以下の通りです。
●パワー
ライダーの出力を仕事量単位であるWatt(ワット)に変換して、数値化します。
●パワー左右バランス
出力されているパワーの内、左右の「割合」をパーセント表示等で示します。
トルクエフェクティブネス&ペダルスムーズネスを表示するGarminコンピュータ(転載:DiatechProducts)
●ペダルスムーズネス(左右のペダリング効率)
クランク1回転中の平均出力と最大出力の比率を表示します。
この値が0%に近づくと、ペダリング中のクランクに掛かっているパワーはどこでも等しくなっていて「円運動に近いペダリングができている」ということを示します。
●トルクエフェクティブネス(左右のトルク効率)
発生したパワー(トルク)が、自転車の推進力として伝わった比率を表示します。この値が100%に近づくと、発生させたパワーは全て「自転車を進ませるパワー」として車体に伝達していることを示します。
一方で100%以下の時は、自転車の推進力に影響しないパワーを使っている…ということを示します。
●ケイデンス
1分間あたりのペダル回転数を表示します。
●バッテリー残量
パワーメーターのバッテリー残量をサイクルコンピュータ上に表示させることが可能。
ペダリングモニター表示画面(転載:Cyclowired)
ペダルスムーズネス / トルクエフェクティブネスは、パイオニア「ペダリングモニター」と同じような指標として用いることができます。シマノ / パイオニアの違いとしては、データを「数値」(シマノ)で表すか、「図」(パイオニア)として表すかという点。
Garminをはじめとしたサイクルコンピュータメーカーの頑張り次第では、シマノ製のパワーメーターでも「ペダリングモニター」できる日が来るかもしれません。
FC-R9100-Pは、クランクセットでの販売となります。また、チェーンリング「有り」「無し」バージョンをそれぞれ発売します。通常モデルのFC-R9100にパワーメーターユニットの後付けは「不可」ということなのでご注意ください。
※FC-9000のチェーンリングはFC-R9100-Pにはめ合わせできないため、その点もご注意ください。
・チェーンリング「無し」モデル:137,590円(8%税込)
・チェーンリング「有り」モデル:155,155円(8%税込)
2017年7月ごろより出荷開始予定
ここまでご紹介してきたシマノ デュラエースパワーメーター「FC-R9100-P」の予約を店頭で受付開始いたしました!シマノ「純正」のパワーメーターをご自身の愛車に組み込んで、より楽しいサイクルライフにしましょう!(店長・東(あずま))