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おすすめビンディング3選!各モデルの違いを一挙紹介

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ビンディングはじめてのかたも&すでに使っているかたもビンディングのモデルをチェック!

外観から使い心地までお伝えします

スポーツ自転車に慣れてくると、「距離をもっと伸ばしたい」「〇〇峠へ行ってみたい」そんな気持ちが高まってきますよね。

そんなとき、耳にするのが「ビンディングペダル」だと思います。一般的なペダル(通称フラットペダル)と比べると…

 

・ペダルと足を固定できるので、理想とされるポジションをキープできる

   →ペダルを踏み外してしまうことが無くなる

・踏む時だけではなく、ペダルを引くような動作でも駆動力が伝わる

 

といったメリットがあります。そしてよく言われるのが「とっさに外れないんじゃない?」「倒れたときにはずれないんじゃ?」という心配は無用な設計となっており

効率をUPさせ、安全度を高めた製品となっています。

そんなビンディングペダルですが、複数のメーカーより定番モデルがあり、どれを選んでいいのかわからない!という声も聞きますので、今回は各モデルをレビューしていきたいと思います。

ご紹介するメーカーは当店でも人気が高く、常時取り扱いのある

・シマノ

・TIME

・SPEEDPLAY

を中心にお話ししていきます!

 

取付面

1.シマノ

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初心者から上級者まで最も普及率の高いメーカー「シマノ」のSPD-SLというタイプのビンディングペダルです。

画像右の穴にクリートを差し込み、画像左側の出っ張った箇所がバネで可動するので、そこにクリートが固定される仕組みです。

バネは金属製のもので、堅さは自分で調整できるようなダイヤルがついていますが、近年のモデルは初期状態で最弱設定にされています。

 

2.TIME

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こちらも愛用者の多いメーカー「タイム」のXPRESSO(エクスプレッソ)というペダルです。

基本的な構造はシマノと似ており、ペダル前方をクリートでひっかけ、後方で固定する仕組みとなっています。

違いが最も現れているのは固定部分で、近年のタイムペダルはカーボン製の板バネを用いていることが特徴です。

軽量化が進んでいくことに加えて、固定するときの感じかたもシマノとは違ってきます。

 

3.WAHOO SPEEDPLAY

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一見すると、ペダルなの?と聞きたくなるような形状をしているスピードプレイのペダルは、アスリートに長年のファンがたくさんいるモデルです。

最大の特徴の一つとして、シマノ/タイムの方式ではペダルの片面のみが固定できる面で裏面は使用できないのですが、スピードプレイは両面が固定面となっています。

固定方法は前後に切られた溝に、クリート側に用意された固定バネを兼ねた固定具をぐっと押し込むことになります。

固定力は3つのペダルでも最強クラスですが、着脱が最初の内は難しく感じるかたもいます。

 

クリート形状

1.シマノ

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シマノのクリート(固定具)は、下のような樹脂製のものになっています。黄色い部分がクリート本体の保護部となっていて、多少歩いたりすることもできます。(歩きにくいですが)

樹脂製なので、歩行を多用してしまうと、保護部が削れてしまい、上手く固定できなくなります。その際はクリートのみ交換すればOKです。

また、クリートには可動域が設定されています。これは膝関節の保護につながるのである程度あるほうがいいのですが、ペダリングにぶれを生じさせたくない人に可動域なしのオプションクリートも用意されています。初期の黄色のクリートは左右に3°の遊びが設けられています。

 

2.TIME

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タイムのペダルも基本的な構成はシマノに似ています。

違いに注目すると「ペダルからの距離(Qファクター)」の狭い/広いを設定することができます。初心者のかたにはなじみがないのですが、Qファクターの設定が適正にされることでペダリング効率が良くなったり、足さばきのしやすさなどに影響します。

シマノやスピードプレイのクリートにはこの設定項目はありませんので、タイム独自のポイントといえます。

 

3.WAHOO SPEEDPLAY

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スピードプレイのクリートです(左右逆ですがお気になさらず(笑))

黄色の部分はクリート本体ではなく、歩行をサポートするカバーとなっています。

その部分に隠れてしまっていますが、スピードプレイにはシマノ/タイムと違った特徴があります。それは「可動域の調整機能」です。

シマノやタイムはクリート可動域を変更するにはクリートごと交換しなければなりません。ですが、スピードプレイの場合0°~15°の可動域を自分で設定可能です。

 

価格

価格の面でもそれぞれを比較しましょう。各モデルの最安モデルを参考にしています。

 

モデル名 シマノ
PD-R550

タイム
XPRESSO 2

スピードプレイ
Wahoo SPEEDPLAY COMP

価格(税込) 12,656円 11,550円 24,200円

 

ユーザー数の多い、シマノ/タイムのエントリーモデルが手を出しやすい価格なので納得です。スピードプレイはより玄人好みな仕様な分、価格はお高めの印象。

 

スタッフによる装着レビュー

実は私(あずま)、この3つのメーカーをそれぞれ使用していた時期があります。今回はそんな経験からそれぞれのメーカーの印象をご紹介したいと思います。

 

1.シマノ

初めて使ったのはシマノのSPD-SLペダルでした。THE王道ということもありましたので(笑)

〇着脱の難易度

 僕が当初購入して使ったモデルは最初の内は「固い」と感じることもあったのですが、近年の製品は可動部分に手で力を加えると動く程度に軽い着脱感を重視した変更になっています。

〇走行したときの印象

 踏み込んだ時の印象はどのモデルでも他社製に比べて「固い」と感じる印象です。パワー効率はいいのですが、慣れないうちはサイクリングの後半に足の裏の「疲れ」を感じるかたもいるかな?と思います。 シマノペダルがいいなと思える最大のポイントは「頑丈・なめらか」でしょうか。ほかのペダルの故障事例はそこそこ耳に入りますが、これだけたくさん使っているかたの多いシマノペダルが一番故障率が低いのでは?と思えます。またベアリング周りの処理が丁寧なこともあり、ペダルの回転が非常になめらかなのもいい点です。

 

2.TIME

次に使ったのは、先輩社員からお奨めされて使い始めたTIMEのペダルでした。

〇着脱の難易度

 結論から言うと、今回紹介した3つの中で最も着脱がしやすいペダルです!!固定するときも、スパァン!とはめ込みできますし、外すときは軽く外に捻り始めたときから板バネがサポートしてくれる感触があり、軽いタッチで外れます。固定の怖さがあるかたは是非ともタイムをお勧めしたい!

〇走行したときの印象

 走行したときの印象も非常にやさしい感じです。あまりとがった堅さは足裏から伝わらないのでロングライドしていても膝や足裏に負担が来ません。半面、ちょっと膝をひねった時に「グニグニ」とした印象があるので、がっちり固定されていたいというかたは違和感を覚えるかも。

 

3.WAHOO SPEEDPLAY

最後に入れ替えて、ずっと使い続けているメーカーです。

〇着脱の難易度

 よくも悪くも、「ビンディング」に慣れた人へお勧めしたい感じです。とはいえ、昔のモデルに比べると大分着脱しやすくはなりました…が、他の2モデルに比べると自転車店を出る前に、一度練習してほしいかな~という感じです。あ、当店では購入されたかたに着脱トレーニングをしておりますのでご安心を。

〇走行したときの印象

 走行感も堅めです。その代わり得られる感覚としては「バシッ」とした固定感。クリートが金属製ということもあってか、シマノよりしっかり固定されている感触は伝わります。そして僕がスピードプレイを使い続ける最大の理由は「両面で固定」できるという点。これ一択で使い続けているかもしれません。

というか使い慣れてしまうと、他のビンディングペダルに戻れません。(MTB用ならシマノSPDが両面ありますが…)

 

…当店取り扱いペダル3選!ということでご紹介してきました。

店頭にもご用意しておりますので、気になったかたはぜひスタッフまでご相談くださいませ!(店長・東)