- 2024.10.28
- [10/28追記 藤沢店展示分は完売]電動クロスバイクFX+2が特大セール中!
こんにちは。店長の東です!
オーダーを入れて、早半年…ついにお店の展示兼販売車両として待っていた「マドンSLR7」が店頭にやってまいりました!見た目の変更が大きく注目度が高い車両を触ることができ、色々写真に収めましたので簡易レビューと称して各部をアップしていきたいと思います!
ハンドル形状は複雑さをました形状となり、しなりを生みつつ、空力特性を最大限に活かす…といったコンセプトが見て取れます。
また、ハンドルが外に開く「フレア」形状が強調されており、これは近年のレース界隈では効果が高いとして人気になりつつありますね。フレアに合わせてSTIレバーを内に倒すようにすると、肩の開きが抑えられる印象がありました!
上からのぞき込むと、上ハンもステムに対して少しオフセットしています。シェイプを意識したものなのか、ポジション上の利点があるのか…。まだこの辺りは僕も情報を得ていません。しかし見た目は抜群に良いです♪
ハンドルバーにはくぼみがあって、「ここまでバーテープを巻いてね」といったガイドになっている印象。今回はそこまで巻き上げてみましたが、のちにヒルクライム適性についてもわかったので、人によっては上まで巻いても良いと思います。(あまり邪魔にならない)
特殊なシートチューブでどれぐらいの上下幅があるんだ?と気になっていたシートポスト。ちなみに今回の入荷車体は50㎝サイズです。
一番上げた状態がこれぐらい。(BB~サドルトップ間685mmくらい)
一番下げるにはパーツの着脱が必要なんです。
それが、この写真下部に移っているL字のパーツ。ラバーダンパーということで衝撃抑制を担う仕様になっています。
効果は絶対的なものではないらしく、メーカーも着脱可能にしている模様。
一番下げた状態にしてみました。(BB~サドルトップ間635mmくらい)
これまで採用してきたエアロシートポストや、Emondaで採用しているシートマストキャップに比べると、下限の許容度は増えたため、小柄なライダーには朗報だと思います!
上限は、純正状態だと低く感じる方もいらっしゃると思いますが、シートポストのオプションとしてロングサイズが用意されているため、費用は掛かりますが調整可能。
一見すると、ポジションの制約が多い車体に見えましたが、ほっとしました(店員的には多くのお客さまにのってもらいたいので(笑))
乗るほうは、最新のコンポからもフレームからも遠のいている僕が、組立者の最終チェックということですこーしだけ試走してまいりました。
距離も短いので、参考になるかわかりませんが、感じたことを書いていきます。
今作のマドンSLRはISO SPEEDを組み込まないスタイルでリリースしたのですが、やはりといいますか運動性は向上しています。
といいますのもISO SPEED搭載モデルは快適性が挙がるのには間違いがないんです。TREKのシニアマネージャー曰く「じゅうたんを一枚引いた路面を走っているよう」との談でした。
僕も同じように感じていましたが、それはすなわち「路面からの情報量が減り、運動性がマイルドになる」とも言い換えられた現象に感じました。
今回のマドンSLRは、路面からの情報量が大きく、凸凹が多い路面ではそれなりにハンドルまで伝わって操作が必要です。しかし、ペダルを踏みこんだ/ダンシングを開始したときのギュンッとくる反応速度が非常に高く、スポーティな走りを楽しみたいかたにはこれぞマドン!といった感じもします。
最近のトレンドを組み入れた、フレア+エアロバーですが、なかなか面白い乗り味です。ハンドルバー幅を狭めているので、肩回りに自然と力が入りやすく、ダンシング開始時などは気持ちよくスタートできる印象。
また、巡行している最中も、TTポジションとロードポジションの中間をとっているような具合で、空気に押し戻される感覚を感じにくい!という点が良い点でした。
しかし、昔からロードバイクに乗りなれているかたからすると、標準幅でもマイナス3cmちかく狭くなるため、横風に吹かれたときや下り坂では感覚のずれを感じるかな?というものでした。
後者の感覚ずれは、すぐに取り戻せると思いますが、シェイクダウン後もバイクとお友達になるための儀式として、峠や風が強い日のサイクリングを楽しんでおいたほうがいいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました! 今回紹介したMadone SLR 7 を藤沢店 Project Oneコーナーにて展示しております!
ぜひ、実車の質感も楽しみつつ、ご来店くださいませ~!