- 2024.11.20
- 愛車を守るならこれ!オーストリッチ 自転車カバー402
2021年モデルとして新登場のFX Sport Carbon 4(以下:FXS4)は軽量ロードバイクの速さにフラットバーの快適さや操作性を組み合わせた「カーボンフィットネスバイク」。このページでは、そのポテンシャルにせまります。
ちばサイクルコンセプトストア(相模大野)では、FXS4を常時展示。試乗車としてみなさまにお試しいただく機会を設けております。
FX Sport Carbon 4 カラー 246,400円(税込)
その1:IsoSpeed テクノロジーが荒れた路面の振動を和らげ、1x11速ドライブトレインがギア比の幅を減らすことなく変速操作をシンプルに!このバイクひとつで単独でのトレーニングライドからハイペースのグループライドまでを楽しめます。
その2:「ロングライドに挑戦したい、でも、ロードバイクに標準装備されるドロップバーよりフラットバーの操作性が好み。」それならこちら!快適さとパフォーマンスを同じだけ重視した、1x ドライブトレイン採用のシンプルさがとてもいいです。
その3:軽いOCLV カーボンフレームと路面の振動を吸収するIsoSpeed テクノロジー、ワイドなギア比のカセットを備えたShimano GRX 1x11速ドライブトレイン、天候を選ばず高い制動力を発揮するShimano 油圧ディスクブレーキ、軽量なチューブレスレディホイール、握りやすいグリップ。さらに、フェンダーやライトなどで簡単にカスタムできます。
その4:速く高性能で快適。このバイクは、路面の振動を和らげるカーボンフレームと、本気のライドにも耐えられる高品質のパーツを採用しています。
このバイクの重量制限(バイク本体、ライダー、装備含む)は300ポンド(136kg)です。
※ 表内数値はあくまで目安です。実際には試乗およびフィッティングを行い適正サイズをご提供いたします。
さあ入荷しました!組み立てをしつつ、特徴的な部分を画像をまじえて紹介します。
1×11用のスプロケットだけあって、最大歯は42T。もっと大きな51Tが採用されてるクロスバイク(FX4DiscやDS4など)もあるので、思ったほど大きく感じませんね。
フロントメカ台座がついています。今後フロントにもシフトをつけることが可能。
シングルギアなのでチェーン落ちが劇的に減るわけですが、さらにチェーン落ちストッパーまでついてます。このストッパーも上下位置調整可能。違うサイズ(42Tが上位グレードで市販されています)のクランクセットにも対応できそうですね。
ちなみにこのコンポーネント(シマノのGRXといいます)、グラベル用(荒れた路面)用に設計されているので、フロントチェーンリングは歯先の形状に凹凸がついてて、よりチェーン落ちしにくくなっています。
シャドータイプ(あまり外に出っ張っていないタイプ)のディレーラー。空気抵抗減に貢献する?いや、なにより倒したときにぶつけて曲がったりする可能性が激減するのがうれしい!
マッドガード取付用にフレームからのでっぱりがあります。タイヤ幅は最大35㎜まで対応(メーカー確認済み)。ただし、35ミリ幅でもグラベル系の凸凹パターンのタイヤだとフレームに干渉する場合があるので気を付けてください、とのことでした。
今はリアしか使ってないけど、フロントメカを付けたくなったときようのルートも確保されています。
クイック軸のレバーは、軸を締め終えたあとに外せる構造になっています。車輪をはずされたりするいたずら防止に役に立ちそう。
ちなみにレバー部分は親切にも前後に1個ずつ(計2個)ついてきます。
試乗車ができあがりました。今回の試乗車は幅広いご身長に一番対応しやすいようにMサイズをご用意しております。
そして、みなさまに先駆けての「試乗&インプレ」、今回は千葉にお願いしました。
① 軽い踏み込みですごい加速
軽く踏み込んだだけで「ぐぐっ!!」と一気に加速します。クロスバイクも車体重量が9キロ台になるとロード並みの加速があってとても心地よい。
この加速感にはもう一つ理由があるのがすぐにわかります。それはコンポーネントの剛性がとても高いこと。特にクランクはツーピースタイプ(BB軸にあたる部分がクランクと一体成型になっている)、シングルギアでたわみが少ない、そしてグラベル仕様のかみ合いのよい歯。これらがクイックスタートに相当貢献しているのでしょう。
② 上り坂 / 平地
坂道もギアにゆとりがあったし、平地も満足なギアがしっかり配分されていたけど、競技やっているようなパワーの持ち主にはトップギアがものたりないかな?・・・で、実際にギア比をチェックしてみました。
上り坂用のギアは、コンフォート系ロードバイクの代表格「Domane SL5」とほぼ同じ設定になっていました。どんな坂でも余裕で(ゆっくりでも確実に)上ることができるわけですね。車体がとても軽いから、坂道走るのが楽しくなりますね!
平地での高速走行用のギアはロードバイクで例えるなら、前50T、後14Tがトップギアになります。ロードバイクと違って競技に使うことはまずないですので、もっと速く走れるギアはいらないかな。快適な速度で走れるギア比をしっかりカバーしていますね。
2021 MODEL | チェーンリング | スプロケット | 最大ギア比 | 最小ギア比 |
FXS Carbon 4 | 40 | 11-42 | 3.63 | 0.95 |
FX4 Disc | 42 | 11-51 | 3.81 | 0.82 |
FX3 Disc | 46-30 | 11-36 | 4.18 | 0.83 |
FX2 Disc | 48-38-28 | 11-32 | 4.36 | 0.88 |
Domane SL5 | 50-34 | 11-34 | 4.54 | 1.00 |
青ライン:数値が小さいほど上り坂で楽なギアがついている。
赤ライン:数値が高いほど高速走行用ギアがついている。
③ ブレーキ
油圧ディスクブレーキ、やっぱりいいですね。軽いタッチでしっかり効くので、特に下り坂での安心感が違います。高台に気持ちいい景色を見に行けば、当然帰り道は下りが続く。以前のブレーキと違って、ブレーキレバーの握り疲れがぜんぜんありません。
④ ISO Speed
高級車にしかついていない、このシステム搭載のロードバイクでさんざん長距離走ってきたけど、乗車時の快適さ、そして走り終えた後の疲れ具合が全く違うんですよ。今回の試乗は限られた時間内で長距離走れなかったけど、このシステム、ぜったいおすすめ!
総評:
若い頃からずっと自転車関連のレースにたくさん参加してきたんで、ロードバイクは十八番。いつまでも乗り続けるよ・・・なんて思っていたんだけど、そんな私も50代半ば。ギラギラ闘志をもやして走るなんて気持ちはもうないし、フラットバーのハイグレードバイクに乗り換えるのってアリなんだな!って思いますね。
レース仕様の100万円越え、最先端の技術の粋をあつめた自転車ばかり乗ってきただけに、今更「自転車は安価なものでいい」っていう気持ちにはなれない。だから、「クロスバイク」もこだわりたい。そんな「50代」「60代」「そして70代~」のスポーツサイクルファン層に超気に入ってもらえるバイクですね!
もちろん、バリバリ走る現役ローディーのセカンドバイクとして、さらには「どうせ乗るなら抜きんでたものに乗りたい!」っていうヤングリッチなこだわり層にも満足してもらえるはず!
というわけで、進む高齢化にあわせて、僕ら世代(および僕よりも先輩の方々)が「これが僕のロードバイクだ!」ってなる予感すらある、時代にマッチしたクロスバイク、ぜひ試乗に来てくださいね!