- 2024.10.28
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2018/2/10:写真・スペックを2018モデルに更新しました!
パラダイムエリートは、有名どころだと「シマノ デュラエース(WH-R9100)」や「カンパニョーロ EURUS(ユーラス) / SHAMAL(シャマル)」と比較されることが多いです。
はじめに、ホイールのスペックから読み取れる点を確認してみましょう。
フロント | リア | |
スポーク数 | 18H | 24H |
適合タイヤ | クリンチャー / チューブレス | クリンチャー / チューブレス |
完成重量(実測) | 655グラム | 835グラム |
価格(10%税込) | 56,100円 | 66,220円 |
スポークはDT SWISS Aero Liteを使用しています。その名の通り、エアロスポークと呼ばれる扁平スポーク形状となっており、パラダイムエリートのコンセプト「空力特性の向上」に沿ったパーツ選びとなっています。
写真とスタッフの経験談を交えながら、ホイールの各部をチェックしてみましょう。
実は、Madone9.2(エアロ形状のロードバイク)と同時にリリースされたこともあり、空気抵抗軽減を狙ったリム形状をしています。リムハイトも前作のRXL Road Wheelから見直されています。
写真のパーツは、リアハブに入っている「スターラチェット」というパーツです。このパーツがホイール駆動時のパワーを受け止めるのですが、カスタムすることが可能です。このパーツには「歯」が付いており、その歯数を変更することで、ホイール空転→駆動のスピードを高めることができます。
詳しくはこちら → 駆動性能を高めるDT Swiss36Tスターラチェットとは?
以前、パラダイムエリートをノーマル仕様の試乗車に装着・試走して感じたことをリストアップ&要因分析してみます。
1.完成車付属ホイールに比べて、スムーズなこぎ出しで加速していく。
2.巡行スピードに入ってから、足を止めてもほどよく惰性でスピードを維持でき、快適だった。
3.登り坂に入ってからも、足回りの重さを感じない。
1についてはホイール重量が影響しているはずです。こぎ出しの良さは、ホイール外周部(=リム)の軽さが大きく影響します。完成車付属ホイールとパラダイムエリートでは最大400グラム以上の差があるので、リム部もかなり軽くなる、というわけです。
2は、重量が軽すぎないからです。例えば前後セット1000グラムを下回るホイールは、リムもとびきり軽いので慣性力が小さくなります。すると、平地走行で足を止めると途端に減速しはじめます。パラダイムエリートは慣性力が相応に働き、快適でした。
3は「登坂時」の話です。登り坂では平地走行時と逆で、慣性力が低いホイールほど加速に必要な脚力を少なくできる傾向があります。重いホイールになると、足回りの重さを感じます。その点パラダイムエリートは平地と同じく快適だったと言えます。
「平地では相応に慣性が働き、坂では足回りの重さを感じさせない。」両方を満たしたこのホイールは、ほどよい重量バランスと言えます。
いかがでしたか?パラダイムエリートの特徴は「空力特性を意識した、重量バランスの良い、平地/坂どちらでも快適さを得られるホイール」という結論が出ました。
更にホイールの特性をアップさせたい方は、ホイールの購入とあわせて「タイヤ」も見直してみましょう。トレックのロードバイク完成車に多く付属している「R1タイヤ」は1本あたり、340グラム(700x25c)あります。
このタイヤを2ランク上の「R3タイヤ」(200グラム / 700x25c)に変えると、100グラム以上「ホイール外周部」を軽量化させることができます。先ほど、リムの軽さは漕ぎ出しの軽さに通じるとお話ししましたが、リムのさらに外側に位置するタイヤ交換でも同じような効果を得ることができます!
パラダイムエリートホイールへのアップグレードと、あわせてタイヤ交換をして車体の性能をアップさせませんか?