- 2024.11.06
- [中古車入荷情報]TREKのスペシャルバイクが入荷しました!
ロード・MTBの完組および手組ホイールの新たな選択肢を追加すべく、INDUSTRY NINE(インダストリーナイン)の代理店との取引を開始しました!
アルマイトで輝くハブに秘められた性能をご紹介します。
・その実感をオーナー様へ伺ってみました(2019年3月12日 追加)
インダストリーナインは、アメリカのノースカロライナー州にある”Turnamics”という会社がスタートしたブランド。
この母体会社は、40年以上にわたり航空宇宙産業などの精密機器切削品を手掛けています。
その高精度の設備を用いて製造する部品は、ベアリングとリムをのぞく全て!
以下の動画で、その行程の一連をご覧いただけます。
インダストリーナインでは、車種と価格帯にあわせて大きく分けて3つのモデルを展開しています。
【HYDRA】:MTBおよびFAT BIKE用における第三世代モデル
【101】:専用設計にすることで手頃となったMTB用モデル(※ブースト対応のみ)
【TORCH】:ROAD用の第二世代モデル(※リム&ディスクのいずれにも対応)
それぞれの詳細については以下にまとめてみましたので、ぜひチェックをお願いいたします。
アメリカ時間の2019年2月12日。インダストリーナインより第三世代となるHYDRA(呼び方はハイドラ・ヒュドラ・ヒドラ)を発表!その製品の最大の特長は、見出しにもあるラチェット機構の進化です。
爪の噛み合うノッチ(ポイント)が、これまでの120から690へと大幅に増加。
ノッチの数が違うとどのような差が出るのか、まずは下記の動画からハブ内部における動作を見比べてください。
前世代では3度ごとに噛み合っていたところ、Hydraでは0.52度ごとに!ペダルに加重すれば瞬時にトルク伝達が始まる仕組みです。
またシャフトにも変更が入りました。シャフトは、これまでの17mm厚のものから15mm厚へとコンパクトになり、使用するシールドベアリングを大型化。これによりベアリングへの負荷を低減させ、回転がよりスムースにする工夫がなされています。
これらのアップデートにより、今まで以上のトルク伝達の早さ、反応性、加速性がブラッシュアップされています。2019年2月現在、このハブが適用されているのはMTB(ノンブーストおよびブースト)、FAT BIKEの2種類です。
HYDRAの発表と併せて登場したのが、この101(ワンオーワン)シリーズ。
これからインダストリーナインを初めて使用する多くの方に、もっと気軽に選んでもらえるように。という意味を込めたモデルです。
この製品は、あえてカラーを黒一色とし、またMTBのブースト仕様(※)のみに絞ることで最小限の手数で製造。これにより、他モデルと同じく社内生産による高い品質を叶えながらも、コストダウンを実現しました。
ラチェットのノッチ数は90ノッチと、HYDRAに比べれば少な目に感じられますが、インダストリーナインらしい性能を十分楽しんでいただけます。またフリーボディは、シマノ(9・10・11速)、シマノマイクロスプライン(12速)、スラムXD1(11・12速)に対応です。
※フロントエンド幅:110mm、リアエンド幅:148mmに対応したMTBです。
ちばサイクルではロードバイクにお乗りの方の割合が多いため、ご依頼いただくことも多いTORCH(トーチ)シリーズ。こちらはブレーキの仕様に合わせて、リムタイプとディスクタイプの2種類のハブを展開しています。
ラチェットのノッチ数は60ノッチを採用。オンロード・グラベルでは十二分な性能を発揮してくれます。実際に他メーカーの高性能ホイールを愛用してきたユーザーから、使用感にご好評をいただています。
さらにフリーボディは、シマノ、カンパニョーロ、そしてSRAMではeTap AXSの12速にもすでに対応済みです!
各製品に共通して、爪の抵抗が少なくなるよう設計されており、足を止めている間も減速しにくい工夫がされています。これにより加速・速度維持に要する労力が少なくなるため、ユーザーの体力面をサポートするのもポイントです。
さきでのご紹介のとおり、マウンテンバイク、ロードバイクはもちろん、ファットバイクやディスクロードなど、様々な車種に対応。さらにアクスル形状も豊富かつコンバージョンを柔軟に対応。フリーボディもシマノ、スラム、カンパニョーロ、さらにはシングルギアもラインナップされています!
2019年時点のカラー展開は11色。性能だけでなく、車体のアクセントに引き立ててくれます。
写真の左上からライムグリーン、ターコイズ、レッド、ゴールド、ピンク、グリーン、ブルー、パープル、オレンジ、シルバー、ブラックです。店頭ではオレンジの実物をご覧いただくことができます。
完組ホイールはもちろん、ハブ単体でもオーダー可能です。性能・デザインを自分好みにカスタマイズしたオリジナル手組ホイールを作って楽しめます。
ハブ同様に、自社ファクトリー内で1本ずつ製作されます。これに用いるハブとアルミスポークは完組専用のものを採用(一部除く)。
スポークも自社製造で、ニップルを不要とした仕様により、外周およびホイール重量の軽量化と瞬発性能をUP。さらに全体的には高剛性となるように仕上げられています。
ラインナップは、ROAD(リムブレーキ)、ROAD&CX(ディスクブレーキ)、MTB(29", 27.5", 26")、MTB(PLUS, FAT)のカテゴリーがあります。アルミリムとカーボンリムでの価格は以下の通りです。
アルミリム | カーボンリム | |
ROAD(リムブレーキ) | 110,000円~ | 285,000円~ |
ROAD&CX(ディスクブレーキ) | 152,000円~ | 290,000円~ |
MTB |
122,000円~ | 298,000円~ |
MTB (PLUS, FAT) |
168,000円~ | 300,000円~ |
前後セット、2019年3月時点の税込価格です。 |
そして、自分だけのホイールをメーカーにオーダーすることもできます!
2019年現在、MTBとROAD DISC/CXの完組ホイールにおいて、それに使うハブ・アルミスポークのカラーも選択できます。
このカラーオプションは3パターンご用意。カラフルにしたり車体カラーに合わせたホイールが出来上がります。
軽さ、性能だけでなく、見た目も一線を画したいという方にはぜひ!
手組ホイール用のハブとしてお選びいただいた後、さらにリム・スポーク・ニップルも私たちが一緒にご相談にのり、完成へとご案内いたします。
ハブのフランジは完組ホイールと違い、汎用性に最も長けたものを採用。
これにより車体をアルミからカーボンへと乗り換えるように、一度組み立てたホイールを将来的に分解して、リムをカーボンへとグレードアップすることができます。また、スポークなども入手しやすいため、海外からのお持ち込みでも修理が可能です。
用途やご予算に合わせて柔軟に対応できるのも、手組みを選択する魅力の一つです。
製作は、完組ホイールと同じカテゴリーのものを組み立てられます。
アルミリム | カーボンリム | |
ROAD(リムブレーキ) | 113,800円~ ☆ | 164,992円~(チューブラタイプ) 185,392円~(クリンチャータイプ ☆) |
ROAD&CX(ディスクブレーキ) | 116,232円~ ☆ | 167,424円~(チューブラタイプ) 187,824円~(クリンチャータイプ ☆) |
MTB HYDRA (29", 27.5", 26",PLUS) |
118,288円~ ☆ | 204,688円~ ☆ |
MTB 101 (29", 27.5",PLUS) |
91,288円~ ☆ | 177,688円~ ☆ |
MTB (FAT) |
131,452円~ ☆ | 228,652円~ ☆ |
前後セット、2019年3月時点の税込価格です。 ☆印:チューブレスレディのリムを選択可能 |
ユーザーには消耗した部品を交換しながら長きに渡り使用しつづけてもらえるよう、メーカーでは細かなところまで交換パーツをご用意しています。写真にあるTorchの前世代にあたるLegacy(レガシー)シリーズも入手可能です。
製品だけでなくアフターフォローにまで企業の信念が行き届いているところも、オススメの一つです。
ご依頼いただいたオーナー様に、お渡しからしばらく経過したところでインダストリーナインの性能はどうかを伺いました。これから購入してみようかと考えている方は、下記の率直なご意見を参考にしてみてください。
―――平地だけでなく、登坂においても真っ直ぐ走れてロスが少ない。手持ちのホイールと比べても登りの進みが気持ち良い。
―――ダンシングをすると剛性の高さを感じた。しっかりと反応してくれる。
―――ペダリングをキレイに回せるとハブの回転がさらによくなり、動きをサポートしてくれるように感じられた。
―――ラチェットの音に関しては好みが分かれるところ。蝉の鳴き声のように感じたが嫌な音ではない。
―――足を止めているときの減速が確かに少ない。回転の滑らかさとラチェット機構の恩恵と思われる。
―――下りでは頭の位置を変えるだけでも、加速がかなり増す。
―――DT SWISSのアルミリムとSAPIMのエアロスポークを用いて製作を依頼。リムの高さは21mmと低いものの、空力のゾーンがあり、登板時もスーーっと進められるポイントがある。
―――富士ヒルクライムほどの勾配( 平均5.2%、最大7.8% )なら、カーボンリムよりアルミリムで組むほうが効果は高いと感じられた。
いかがでしたでしょうか。
「でも実際はどうなの?」と気になるときは、相模大野コンセプトストアにある試乗ホイールで、その実力をお確かめください!
今後も、インダストリーナインに関する最新情報をキャッチしたら随時アップデートをしていきます。
定期的にこのページをチェックしてくださいますよう、よろしくお願いいたします。