かねてより人気の高いTREK(トレック) のCHECKPOINT(チェックポイント)シリーズにベストマッチするハンドルバー、「GR Elite Road Handlebar」が発売されました。一般的なロード用ハンドルと比べて果たしてどういった点がよりグラベルロードに最適なポイントとなるのか?まずは特徴を見ていきましょう。
上ハンドルに比べて、下ハンドル部分が拡がっている形状をフレア形状といいます。このハンドルは下ハンドル部分に13度のフレアがあり、上ハンドルと下ハンドルに8.6cmのハンドル幅の違い(上ハンドルが40cmのモデルは下ハンドル幅が48.6cm)が生まれます。広めの下ハンドルを握ると、従来モデルのハンドルに比べて安定感も高まり、荒れ地を走るグラベルバイクには最適なハンドル形状といえるのではないでしょうか。
最新のグラベルロードは安定性を高めるためにトップチューブがやや長い傾向にあります。そのため一般的なハンドルに採用されるリーチでは、ハンドルの操作性が低下し、荒れ地ではコントロールが難しくなる可能性も。そういった点ではこちらのハンドルへ交換するだけでも、ハンドルの操作性や安定感はグッと高まります。
特徴①の通り、下ハンドルが広いのでハンドル内側に通常よりも大きなスペースがとれるため、ハンドルバーバックなどグラベルロードで人気のアイテムを装着してもレバー操作を妨げることはありません。バックを付けた状態でも上、下ハンドルどちらも握っていてもシフターはとても操作がしやすい設計になっています。
ハンドルバー下側にエレクトリックワイヤー配線を容易にする穴が開いており、電動コンポーネントもすっきり取り付け可能になっています。グラベルコンポーネントのGRXDi2など検討されているかたにも最適なハンドルです。
ハンドル内側に衝撃吸収用のパッドの取り付け可能(ハンドル付属品として同梱)。長時間ライドや荒れ地での振動を軽減させ、体への負担を抑えます。バーテープをGel Corkハンドルバーテープなど衝撃吸収性の高いテープと併用することでより体への負担を軽減することも可能です。
グラベルロードにいかに適しているかのお話をしてきましたが、もちろんグラベルロード以外のバイクにも取り付け可能です。ゆったりしたポジションでサイクリングを楽しみたいかたや、バイクパッキングでハンドルバーバックの取り付けを検討しているかたにも非常にオススメなハンドル。
個人的にはTREKのDomane(ドマーネ)シリーズにもマッチしそうなハンドルという印象です。
ハンドルに刻まれているレーザーポジションラインもステム取り付け部、ブレーキレバー取り付け部に刻まれていてご自身でもセッティングが容易におこなえるのもうれしいポイントです。グラベルロードにお乗りのかた、Domaneのカスタムにいかがでしょうか?
幅 | 380mm | 400mm | 420mm | 440mm |
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クランプ | 31.8mm | 31.8mm | 31.8mm | 31.8mm |
ベンド | VR-SF | VR-SF | VR-SF | VR-SF |
ドロップ | 128mm | 128mm | 128mm | 128mm |
リーチ | 75mm | 75mm | 75mm | 75mm |
素材 | Alloy | Alloy | Alloy | Alloy |
重量 | 306g | 314g | 322g | 330g |