- 2024.11.01
- 自転車修理 MERIDA カーボン積層補強
輸送中にフレーム破損を起こした、とのことで持ち込みです。
まずは該当部分の塗装剥離を行いました。塗装を剥いだことでクラックの状況がよくわかるようになりました。
陥没部分が小規模ですので、補強部分を狭めても十分な強度を得られそうです。
よって、できるだけトップチューブの文字を残すスタイルで補強することにしました。
専用のエポキシ樹脂(接着剤みたいなものです)をクラック部分に染み込ませ硬化。
その上から凹みを均すように補強材で埋めます。
2度のカーボン積層を終えたところ。
硬化したらきれいに研磨をして塗装にまわします。
黒い部分をすべて目隠しして、まずはつや消しホワイトから塗装開始です。
乾くのを1日待って、研磨してさらに上塗り。3度ほど行います。
これで乾いてからクリア塗装をします。
2回にわけてつや消しクリア塗装を実施。
これで乾かします(完全乾燥まで2~3日かかります)。
補強で凹凸がある部分は直線ラインがきれいに出ませんがご理解いただき、完成となりました。
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