自転車に乗り続けると、転倒や飛び石などの様々な要因で傷をつけてしまうことがあります、大切にしている自転車(スポーツサイクル:ロードバイク / クロスバイク / マウンテンバイク)のフレームが塗装はがれ(キズ・へこみ含む)してしまった場合、部分補修のご相談を承っております。カーボン / アルミ / クロモリ、どの素材でもご相談承ります。ちばサイクルのリペア技術で、お気に入りの自転車の欠けた塗装を補修しましょう。
1. まずは、ちばサイクルに車体をお持ちください。
2. 塗装面の状況確認後、ご説明のもとでお見積り金額をご提示させていただきます。
3. 金額、塗装補修の内容について合意をいただければ車体をお預かりし、作業開始となります。
4. 生まれ変わった自転車があなたのもとに到着!
・部分塗装(下地処理込み) 44,000円より
なお、完了後は塗装を最強にするためのガラスコーティング(8,000円~17,000円、くわしくはこちら)を別途行うことを強く推奨いたします。
※上記料金はすべてのパーツを取り外し汚れを落とした状態で、フレームのみでお持込の場合の料金です 。完成車でお持込の場合は分解と塗装後の組立工賃(18,700円〜)を別途いただきます。 ただし、オーバーホールと併せてのご依頼時に部分塗装も行う場合は、この工賃がかかりません。オーバーホールはこちらをご覧ください。
※部分塗装は単純色1か所の場合で表記しております。施工箇所の配色状況、ロゴの有無、パテや研磨作業の必要性、デザインの複雑さ、塗装する範囲等により、金額にかなりの差異が生じますので、フレーム状況を確認後、まずお見積りをお伝えいたします。
※調合不可能な特殊塗装、傷が複雑なロゴにかかっている場合などは承ることができませんのでであらかじめご了承ください。
・ロゴ補修 や ネーム入れ も承ります。 5,500円より
※ご依頼のロゴやネームが複雑、細い線を用いている場合や各種権利に抵触する可能性がある場合などは承ることができませんのでであらかじめご了承ください。
部分塗装関連でご相談ごとがございましたらメールもしくはお電話ください。ささいなご相談でもお受けいたします。
こちらのリンク先より、ご相談ごとをご記入のうえ送信してください。
後ほど塗装&補修担当者からメール(もしくはお電話にて)ご連絡をさしあげます。
電話番号:046-204-9724(ちばサイクル本厚木店)にお電話ください。担当者不在の場合は、後ほど折り返しのお電話をさしあげます。
すべての塗装はフレーム所有者さまとの打ち合わせの後に行わせていただきます。料金はもちろんのこと、塗装の工程やリスク等も事前説明をさせていただき、ご納得のもと作業開始となります。
以下は塗装作業の一般的な流れです。フレーム材質(カーボン / アルミ / クロモリ)、塗装依頼部の状況(へこみ、傷、摩耗度、色の種類、日焼け具合、複雑さ等)により工程がかわるものとご理解ください。
1:パーツをすべて取り外す
エアブラシによる細部塗装技術を要する部分塗装を行う場合、塗装対象物は塗装工が片手で持てるレベルに軽量である必要があります。
よって塗装にはすべてのパーツを取り外すことが不可欠です。
2:パッケージ
不要な場所に塗料がとばないようにパッケージを行います。
3:研磨処理:その1
キズの入っている部分周辺の塗料を広範囲にわたり研磨により剥ぎ取ります。
4:パテ処理
キズで凹んでいる部分はパテ処理をおこない、塗装後にキズが目立たなくなるよう♯400~♯800の紙ヤスリで再研磨します。完成時に美しく仕上がるかどうかは、この処理次第です。
5:脱脂
被塗面をアセトンで洗浄します。チリひとつないきれいな状態にする必要があります。
6:密着剤噴霧
塗面の下地処理の次工程として密着剤を噴霧します。一度に厚塗りせず、2回程度にわけて行うことで密着性も高まります。研磨後の状況によってこの工程は省く場合もあります。乾燥に2~3時間待ちます。
7:サフェイサー噴霧
発色をよくするための処理です。これも厚塗りは禁物で2~3回にわけて行います。塗装色が地の色に近い場合は省く場合もあります。
乾燥に8~12時間待ちます。
8:研磨処理:その2
ペイント前の最終処理です。被塗面が均一になるよう♯800~♯1000の紙やすりで仕上げます。
9:調色
たとえば「白」といっても「クリームがかった白」「メタリックホワイト」「ちょっと日に焼けた白」などなど、多岐にわたります。タッチアップにベストなカラーを調色するのにはかなりの技術と時間を要します。メタリック調を演出するには「パール粉」を調合することで可能になります。
10:ペイント
いよいよ塗料噴霧です。調色を終えた塗料をエアブラシに注ぎ、塗装します。片手でフレームを持ち、なめらかに動かしながら噴霧することにより、塗面が均一化され、きれいに仕上がります。ペイントは通常2回(多いときは3回)にわけて行い、その間乾燥に24時間待つ必要があります。
11:クリア塗装
仕上がったペイントにクリア塗装を行うことにより、「キズに強い」「硬さに柔軟性のある」仕上がりになります。
「耐水」「耐溶剤」「耐アルカリ」「耐油」などの効果も抜群にあがるので基本必須なのですが、あえて「古さ」を出すために行わない場合もあります。クリア塗装には「艶消しクリア」もあり、いま流行りのマットカラーのタッチアップも可能となります。
クリア塗装は2回行うことにより、より深みが出ます。
12:ガラスコーティング
せっかくなおした塗装です。再発を防ぐためにもペイントを最強にするためのガラスコーティング(7,700円~16,500円、くわしくはこちら)を別途行うことを強く推奨いたします。
13:乾燥
通常乾燥は常温で48時間かかり、これを過ぎればパーツの取付 / 組立を行っていきます。なお、完全乾燥&硬化までには環境にもよりますが5日以上かかります。
ペイントに馴染みがないかたに、より塗装をご理解いただけるよう、私どもが塗装に使用する用品 / 溶剤をわかりやすく説明いたします。
密着剤(プライマー)
金属に塗装する際、塗料が定着しにくい場合に下地として噴霧します。ステンレスやアルミ等に対して塗装前研磨なしで塗料がきれいにのります。
サフェイサー
本塗装前処理として噴霧します。塗装色に応じて白またはグレーを使い分けます。たとえばカーボン地を明るい色(たとえば黄色)で塗りたい場合、白のサフェイサーで下地をつくってあげないと、カーボンの黒色が邪魔して、何度塗っても理想の黄色発色ができません。
塗料
基本色(約10色)をベースにフレームカラーに応じて調合します。
パテ処理
ひっかきキズなどにより表面がへこんでいる(えぐれている)箇所がある場合にパテを塗って表面を均一にします。少しでも表面がえぐれているのなら、それを塗装色だけで隠すのは不可能なので、この工程が必須です。
硬化剤
私どもが使用する溶剤は基本2液性で、塗装色に硬化剤を適正量配合して塗装を強固なものにします。「傷に強い塗膜ができること」「硬さに柔軟性があること」が特徴で、自転車のフレームになじみやすいといえます。
クリア塗装(つや消し、つや有り)
塗装を終えたあとにクリア塗装をすることにより「耐水」「耐溶剤」「耐アルカリ」「耐油」が得られます。
薄め液
季節や湿気を考慮して塗料の粘度を調整するのに使います。
アセトン
洗浄液のこと。塗装前にフレームをクリーンな状態にするのにも使用します。
エアブラシ
塗料を噴霧する道具です。細やかな作業に向いています。
スプレーガン
塗料を噴霧する道具です。大きな面積をぬるときに適しています。
研磨
紙ヤスリ、鉄ヤスリ、グラインダー、液状のものなどさまざま。用途に応じて番手(研磨部の粗さ)がかわるので数十種類所有しています。
パール粉
メタリック塗装をする際に塗料にまぜて使用します。粒子の大きさも種類があります。
色見本帳
日本塗料工業会が作成するカラーサンプル。この中から一番適したカラーをチョイスし、その色がどのような構成でできているのか混合比率を把握するのに適しています。
シート処理もいたします
ロゴの復元
ロゴ加工
ネーム入れ