神奈川県相模原市・藤沢市でクロスバイク/ロードバイク/マウンテンバイクの販売・修理&整備・オーバーホール・カーボン補修・塗装・中古車を取り扱いしております。
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メンテナンス

カーボンフレームのクラック検査 / 修理(補強・補修)

ロードバイク・MTB(マウンテンバイク)・クロスバイクの「転倒」「事故」「オーバートルク」などによるカーボンフレーム・カーボンフォーク・カーボンパーツ破損・剥離の疑いがある場合、その検査および修理(補強・補修)を承ります。修理はカーボン内視鏡検査(もしくはカーボン超音波検査)をちばサイクルにて受けていただいている場合に限り承ります。あらかじめご了承ください。

 

 

カーボン損傷が気になったら・・・

 カーボンファイバーに損傷を与えるシナリオはさまざまです。例えば・・・
 
• 走行中に、縁石・ガードレール・停車中の自動車、あるいはバイクを急停止させるような物にぶつけた
• 前輪に何かが挟まり、バイクが急停車した。
• 自動車などに衝突された。
• 転倒した。
などなど・・・
 
実際のシーンとは多少異なれど、これに似たような状況を経験したら、まずはちばサイクルにご相談ください。オーナーさまのご意見を尊重しつつ的確なアドバイスをさせていただきます。
 
 

目次:

カーボンたたき検査

カーボン内視鏡検査

カーボン超音波検査

カーボン修理(補修・補強)

カーボン補強のご相談はこちら

カーボン修理行程ご紹介

 

 

カーボンたたき検査

カーボンフレームのクラック/剥離の有無を確認する基本検査です。

フレームや塗装面に傷をつけない「専用たたき具」にてフレームをたたき、その反響音により検知することがある程度可能です。

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カーボンたたき検査:料金

無料

※フレームからすべてのパーツをはずした状態でのみ承ります。
パーツの分解および組立は別途料金がかかりますので、オーバーホール時にご利用いただくとお得です。

オーバーホールはこちらのリンクをご覧ください。

 

 

カーボン内視鏡検査

内視鏡によるフレーム内部撮影

カーボンフレーム・カーボンフォーク・カーボンパーツ内部を、内視鏡を使用して撮影。「転倒」「事故」等による破損・破断・剥離等の有無を「外部」だけでなく「内部も目視チェックする」ことを目的とします。撮影した動画・画像をもとに、カーボン補強・補修または交換のアドバイスも行います。

※内視鏡検査は、カメラが入る穴(直径6mm以上のブレーキワイヤー等を通す穴など)があるフレーム(もしくはパーツ)に限り承ります。

 

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カーボンパイプ内部写真撮影(右側に剥離が確認できます)。

 

カーボン内部動画撮影(動画の終盤、右側に剥離が確認できます)。

 

 

ちばサイクル本店(カーボン補修・フレーム塗装ラボ)での作業ですが、受付は「相模大野コンセプトストア(電話:042-715-2007)」「湘南藤沢店(電話:0466-60-2026)」「本厚木店(電話:046-204-9724)」のみで承ります。

サービスを受ける際はお電話にて事前予約をお願いいたします。

実店舗にご来店が可能な方のみお受けしております。

 

カーボン内視鏡検査:料金

写真撮影(ご希望の個所ごとに)3,300円(税込み)※該当個所の写真を3~5枚撮影

動画撮影(ご希望の場所ごとに)11,000円(税込み)

撮影した写真・動画はご提供いたします。

事故による保険交渉等に使用される場合等の正式書面ご希望の際は別途11,000円(税込み)にて作成承ります。

※検査前に内部洗浄が必要なため、フレームからすべてのパーツをはずした状態でのみ承ります。
パーツの分解および組立は別途料金がかかりますので、オーバーホール時にご利用いただくとお得です。

オーバーホールはこちらのリンクをご覧ください。

なお、上記料金には洗浄代が含まれます。

 

 

カーボン超音波検査

超音波検査とは

カーボンフレーム・カーボンフォーク・カーボンパーツは表面(外・内表面)を目視しただけではわからない「内部剥離(カーボン層の中間で剥離している状態)」を起こしている場合があります。これを超音波を使用して、見つけだします。前述の「カーボン内視鏡検査」のできない個所(内視鏡をいれる穴がないフレーム・フォークなど)でも検査が可能。また、カーボン内視鏡検査と併用すれば、より信頼性の高い検知が可能になります。

 

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損傷がないところを計測した場合の波形

 

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問題がある場合の波形。表層で剥離しているので、エコーが正常に出ない状態

 

ちばサイクル本店(カーボン補修・フレーム塗装ラボ)での作業ですが、受付は「相模大野コンセプトストア(電話:042-715-2007)」「湘南藤沢店(電話:0466-60-2026)」「本厚木店(電話:046-204-9724)」のみで承ります。

サービスを受ける際はお電話にて事前予約をお願いいたします。

実店舗にご来店が可能な方のみお受けしております。

 

カーボン超音波検査:料金

・1破損個所ごとに、3,300円(税込み)

・フレーム(全体検査)22,000円(税込み)

・フォーク(全体検査)5,500円(税込み)

検査後に、所有者様に検査結果を見ていただきながらのご説明となります。

事故による保険交渉等に使用される場合等の正式書面ご希望の際は別途11,000円(税込み)にて作成承ります。

※原則としてフレームからすべてのパーツをはずした状態でのみ承ります。

パーツの分解および組立は別途料金がかかりますので、オーバーホール時にご利用いただくとお得です。

オーバーホールはこちらのリンクをご覧ください。

 

 

 

カーボン修理(補修 / 補強)

 

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他の素材と同様に、カーボンファイバーも壊れます。カーボンファイバーと金属を比較してみると、金属部分を損傷させると曲がるか変形するのに対し、カーボンファイバーは一見だいじょうぶのように見えても裸眼では見えない壊れ方をしていることがあります。 

そこで、損傷(もしくはその可能性がある)カーボンフレームを、少しでも安心してご利用いただけるための「補強」を行うのがこのサービスです。

 

すべてのカーボン修理サービスには、「ちばサイクルの1年間保証」を付与、修理引き渡し日より1年以内に補強不足が原因によるクラック等が入った際には「再補強」を無料で承ります。

 

カーボン修理(補修 / 補強)は、ちばサイクル本店(カーボン補修・フレーム塗装ラボ)での作業ですが、受付は「相模大野コンセプトストア(電話:042-715-2007)」「湘南藤沢店(電話:0466-60-2026)」「本厚木店(電話:046-204-9724)」のみで承ります。

サービスを受ける際はお電話にて事前予約をお願いいたします。

実店舗にご来店が可能な方のみお受けしております。

 

カーボン修理(補修 / 補強):料金

破損状態・破損規模によって補修方法が多岐にわたります。よって修理依頼のフレーム(もしくはパーツ)を拝見させていただき、ご説明のもとお見積りをさせていただきます。以下は工程ごとにいただいている基本料金です。

 

① 破損箇所の塗装落とし:1箇所あたり5,500円(税込み)

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破損してしまった場所の塗装表面(画像左)を剥がし、カーボン積層できる状態(画像右)まで表面研磨する作業のことです。

 

② カーボン積層・硬化:1回ごと16,500円(税込み)

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カーボン積層の工程は、強度が必要な場合は2度行う必要があります。その場合は料金も2倍になります。
また、複雑な工程が入ると別料金がかかります。

 

③ カーボン積層箇所の下地処理と再塗装:

下地処理(研磨・整形・脱脂など):16,500円~(税込み)

下地処理後の目隠し塗装(基本色1色仕上げの場合):16,500円~(税込み)

クリア保護塗装:1か所につき 11,000円~(税込み)

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カーボン積層箇所を研磨によりなめらかな表面を作成後、できるだけフレームカラーになじませるよう塗装をいたします。
単純色でない場合や複雑な箇所の塗装は追加料金がかかりますので事前にお見積りをいたします。

 

※上記料金には自転車分解組立・カーボン検査代・ガラスコーティング等の付帯サービス料金は含まれておりません。

 

 

 

カーボン補強のご相談はこちら 

ご所有のカーボンフレームにご不安がありましたら、メールもしくはお電話ください。ささいなご相談でもお受けいたします。

①メールでのお問い合わせ

以下のリンク先のメールフォームにご相談ごとをご記入のうえ送信してください。
後ほどカーボン専属の担当者からメール(もしくはお電話にて)ご連絡をさしあげます。

※お客様のメール設定によって、当店からのメールが迷惑メールフォルダに割り振られてしまうケースなどがございます。
ドメイン設定等をご確認いただき、メール内にお客様電話番号を記載の上でメールをお送りください。

 

 

②電話でのお問い合わせ

電話番号:046-204-9724(ちばサイクル本厚木店)にお電話ください。カーボン専属担当者不在の場合は、後ほど折り返しのお電話をさしあげます。

 

 

 

カーボン修理行程ご紹介

 事例1:シートステー補修

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※これは不要となったカーボンフレームを利用しての、補修デモンストレーションです。
実際にフレームが完全破断した場合は使用を禁止し、新品交換しましょう。

以下、補修のプロセスです。

 

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まずは機械を使ってフレームを洗浄。フレーム内部まできれいにします。

 

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補修個所の塗装のみをきれいに剥がすと、表層剥離の有無がとてもわかりやすくなります。
(今回は故意に切断をしているので表層剥離はありません。)

さらにカーボン表面に残った被膜をはぎとり、アセトンで脱脂します。

 

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強度が必要なので、カーボン積層を2度にわけて行いました。

1回目:フレーム表面と同じレベルになるように。
2回目:さらに幅を広げてフレーム全体を幅広く覆うように再積層&高温硬化。

画像は塗装前のサフェイサーを吹いているところです。

 

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完成。

 

 

事例2:シートチューブ補修

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フロントディレーラーのオーバートルクでダウンチューブの強度が落ちています。
強く押すとへこむ状態なので強度をあげます。

 

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フロントディレーラーのバンドを巻く部分よりも大きな幅で塗面を剥ぎ、洗浄。

 

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積層後の画像。今回はFディレーラーを締め付けると塗装面が変形するので、カーボン地のまま仕上げます。

 

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完成。Fディレーラーがしっかり固定されました。

 

 

 

事例3:BB周辺補修

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チェーンが外れ、フレームとクランクの間に食い込み、フレーム表面のみならずカーボン層も剥離の可能性があり。これを補強します。

 

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塗装面を削ってみると、たしかにカーボン地までえぐれているのが確認できます。

 

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完成。

 

 

事例4:BB修理

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BB90にシールドベアリングをはめてみると、かなりガタがあります。
これが原因でペダリングすると異音がするので修理します。

 

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作業に使ってるカーボンクロスで一番薄い、1K平織(東レ製)を仮加工して

 

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BB穴側面に挿入&高温硬化。

 

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冶具でチェックしながら不要な部分をピンドリルで削っていきます。

 

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完成。ガタがなくなりました。

 

 

 blogをご参考ください

ちばサイクル本店(カーボン補修・フレーム塗装ラボ)紹介ページのブログにて、カーボン修理の事例をご紹介していきます。

リンク:ちばサイクル本店カーボン補修ブログへ