TREKのクロスバイクが49000円！？驚きのクロスバイクの構成とは？
2017モデルとして登場してきたTREKの最新ラインナップはすでにご覧頂いたでしょうか？当店スタッフもロード、MTBそしてクロスバイクの発表ラインナップをみて「ほほぉ、新しいモデルはここが違う」と毎年のように楽しくチェックしていたのですが…
49,000円
の文字が目を飛び込んできたときには自分の目を疑ってしまいました(笑)スポーツバイクの3大メーカーに挙げられるTREKのバイクがそんな価格で手に入るの？と…。しかし本当にそのバイクはやってきました。今回は、日本にやってきたTREKバイクでは恐らく最安値であろうFX1をじっくりと見てみようと思います！
オーソドックスでシンプルながらも綺麗な塗装に目が引かれます
車体の前面部です。ヘッドチューブがFX3(7.4FX)と比較すると、大分細いですねー。クラシカルなつくりで、上下同サイズのベアリングを採用しています。最近のクロスバイクは、最新テクノロジーが満載で、カーボンロードバイクにヘッドチューブ周りは似てきていますが、どこか懐かしいこのシルエットは肩肘貼ってない感じが良いですね！また、フロントフォークはクロモリ製という構成になっています。(ここが重量増の原因？)
ブレーキは上位モデルと変わらずVブレーキを採用
ブレーキは、上位のクロスバイクにも採用されているTEKTRO社製パーツが組みつけられていました。グレードも変わらずです。これはこれで悪くないのですが、SHIMANO Deoreグレードなどにも入れ替え可能ですので、ブレーキタッチの改善などを望むなら入れ替えちゃうのも手かもしれません。
ホイールは米式チューブ対応。純正タイヤサイズは700x35c
スポーツバイクといえば、フレンチバルブ。と言うくらいには普及してきていますが、FX1に採用されているのは自動車やMTB系に多い米式バルブ。ガソリンスタンドでエアを借りられるというメリットがありますね！また、最近のフロアポンプは米式・仏式の両対応モデルが多いので、あまり気にしないでもいいかも？リム幅は内幅16mmと標準的なので、700x25cぐらいまでのダウンサイズに対応すると思います。
ワイヤールーティングはベーシックな外回し
シフト＆ブレーキワイヤーの取り回しは流石に外回しでインナーワイヤーが露出していました。内装式に比べると、インナーワイヤーが外気に触れるため、サビの原因などになりやすいですが、外回しは交換もしやすいため、割り切ってしまうといいと思います。
ドライブトレインは3×7＝21段変速。ちょっと見慣れないギアカセット？
ドライブトレインはエントリーモデルらしくリア7速採用となりました。レバーもシフト＆ブレーキレバー一体型のグレードで、ビギナーにやさしいギア位置がディスプレイされる仕様です。
フロントは3速の変速が可能で、歯数構成も一般的なクロスバイクと同じものとなっています。
リアのギアセットは見慣れないですね～。MEGADRIVEと表記されたローギアは、セカンドギアと比較すると2周りほど大きい歯がついています。上り坂などには強い味方になりそうです！ちなみにこのギアセットは「ボスフリー」タイプのギアセットで、アップグレードは正直難しいので、将来的に快適度UPのためのアップグレードをお考えの方はFX2の購入がオススメ！
ほどほどのクッション性を備えている新モデル「Sports」サドル
サドルは新製品が組みつけられていました。「Sports」と名付けられたクロスバイク向けのグレードと推測されます。クッションパッドも多めに入っているので、カジュアルな格好で乗車するのも苦にならない、シティーコミューターを意識したセッティングが良いと思います！
というわけで、ざっとFX1の構成を眺めてみましたが、これまでのFXシリーズとは異なる点もしばしばあって、上手い事価格調整をしているなーという印象の一台となりました。
通勤や通学など決まった用途にお使いの方にはピッタリの一台です！
さっそく試乗車をご用意しておりますので、まずは店頭で乗って試してみませんか？
TREK FX1(エフエックスワン)
実測重量：12.1kg(20インチで計測)
価格：49,000円(8%税込)