SHIMANO(シマノ)105じゃなきゃダメ?TIAGRA(ティアグラ)との違いを比較しました!Part2

 
目次
2.SHIMANO 105 VS TIAGRA ― フロント&リア変速の違いと「まとめ」

ロードバイク向けパーツ SHIMANO 105 VS SHIMANO TIAGRA 両者の違いを比較!

15万円~25万円前後の車体に組み込まれているコンポーネントの比較記事の続きです。
 
 
1枚目:105フロントディレイラー 2枚目:TIAGRAフロントディレイラー
 
 

1枚目:105 STIレバー 2枚目:TIAGRA STIレバー
 
3.STIレバー&変速系には大きな差は無し
 
変速系統はTIAGRAが大幅に進歩したこともあり、105と大きな差がなくなりました。
フロントディレイラーをご覧ください。共にロングプルと言われる方式を採用し、これまで「リアに比べ変速しづらい」と言われていたフロントギアの変速は格段に少ない力で変速できるようになっています。
 
STIレバーもカラーコンセプトの違いこそあるものの、すっきりとしたワイヤー配線やレバー操作の感触も二つのグレードに大きな違いは感じなくなりました。
 
 
4.初めてのロードバイクなら10速ギア(TIAGRA)でもOK!
 
105とTIAGRAを比較した時の最大の違いはリアのギア段数です。105は11速、TIAGRAは10速となっています。ギア段数の恩恵は「ライダーの運動強度」に大きく影響されると思います。
 
例えば、とても高い運動強度下でペダルを回し続けなければならない峠道のヒルクライムなどでは11速化の恩恵を強く感じます。坂道の傾斜度に合わせたギア選択を誤ると、とたんに失速してしまうような状況なので、ギアの選択肢は多ければ多いほど良いのです。
 
一方で、比較的平坦な道のりをのんびりサイクリングするような運動強度下では、上に書いたようなシビアなギア選択はそうそうありません。また、10速の変速システムはかなりの長期間、ロードバイク向けコンポーネントの主流として採用され続けてきた実績もあります。
 
4-1.TREK完成車はTIAGRA搭載車でも11速対応ホイールを装着!
 
よく頂く質問なのですが「後々105以上の11速コンポーネントへアップグレードする時、ホイールは流用できますか?」というものですが、答えはYESです!11速に対応したホイールは10速にも対応できるため、予め2017年モデルのトレックのロードバイクは11速対応ホイールを組み込んでいるんです!
 
まとめ

SHIMANO 105とTIAGRAにはパーツ単位で比較すると明らかな違いがある部分と大きな差がない部分に分かれる。違いがある部分については、そのバイクに乗るライダーの楽しみ方や運動強度によって、必要度が変わってくる

コンポーネントの悩みは解消しましたか?今度は105 or TIAGRAを搭載した当店オススメの完成車モデルをご紹介いたします!

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