アルミロードバイクをしなやかな乗り心地に変える!XXX Carbon Seat Post

TREK独自のOCLV製法カーボンで作製された最軽量シートポスト
XXX Carbon Seat Post(トリプルエックスカーボンシートポスト)をご存知でしょうか。

XXX Lite Seat Postは過去(2004年ころ)から登場しているハイエンドモデルのカーボンシートポストです。現行モデルはロードバイク/MTB両方に使える仕様となっています。現在はロードバイクは上位グレードがシートポストではなくシートマストになっていることから採用が見送られていますがTOP FUEL、PRO CALIBERといったハイエンドMTBに採用。これは、このシートポストに高い衝撃吸収性が備わっていることを意味する分かりやすい例だと思います。

XXX Lite Seat Postを装着したお客様から教えてもらったメリットとは?

メリットその1:乗り心地が良くなる
高圧タイヤが拾う、路面からの突き上げをいなし
身体への衝撃によるストレスを和らげる効果が高い。

 
EMONDA ALR5完成車に付属のアルミ製シートポストから
XXX Road Seat Postへ換装されたお客様よりいただいた言葉は
「乗り心地がよくなった」「荷重が掛かった状態の衝撃吸収力が向上した」
60~100km/日の走行をされるお客様にとっては疲労感が軽減されたことにご満足いただけたようすです。
 
さらに通勤にEMONDA ALR5を使用しているTREK社員のバイクにも装着されていました。↓
この方はホイールにアイオロスD3を入れて、さらに乗り心地を高めています。
このカスタムでDomaneのような乗り心地になったと思う
オーナーの社員さんはコメントしていたとのこと。

こちらの写真を撮影したTREK JAPAN本社では六甲エリアのサイクリングに出かける
ことも多いとの話も伺いました。次で説明する利点が相まって「ヒルクライム用
アップグレードパーツ」にシートポストを選ぶ利点がある!」と感じました。

メリットその2:バイクの操作性向上&軽量化
軽量!現物計測重量192グラム!!

計測重量は台紙の分を補正しています。


シートポストはパイプ状のパーツという事で、軽量化に貢献するパーツです。そしてシートポストを軽量化すると、ダンシングの際にバイクの振り子運動がスムースに行えるようになる。というメリットがあるんです。XXX Lite Seat Postは192gという重量でしたが、これはどれくらい軽いものなのでしょうか?TREK完成車に付属しているシートポスト2種類を同じく計測してみます。

 

他のシートポストと重量を比較してみましょう。

アルミフレームバイク完成車(EMONDA ALR5)に装着のアルミ製シートポスト(左)と
カーボンフレームバイク完成車(DOMANE4.3)に装着のカーボン製シートポスト(右)
 

 例えば、アルミフレームのEMONDA ALR5に装着すれば102g、
DOMANE4.3に装着すれば49gの軽量化につながるんです!


一般的にはXXX Lite Seat PostもDomane4.3付属のシートポストも同じ「カーボンシートポスト」なんですがなぜこんなに重量が違うのか?
実はある部分が違うんです。

ヘッド・ポスト部ともにアルミ製(左)と
ヘッド部がアルミ・ポスト部がカーボン(右)

サドルを固定する部分をヘッドと言いますが、一般的なカーボンシートポストはこの部分だけアルミやスチールを用いているため、重量がかさみます。反面、XXX Lite Seat Postはシートポスト本体は全てカーボンで成型しているため、重量差が生じている訳です。(厳密にはサドルレールを固定するスモールパーツのみ金属を使用しています。)


他のパーツでこれだけの軽量化を図るには
ホイールやクランク、ハンドルが挙げられます。
ただしこれらを換装する際にはブレーキ・シフト調整やワイヤールーティング、
バーテープの巻き直しなどその他の作業が発生するので
シートポストは比較的容易にバイク重量を軽くすることができるパーツと言えます。

おまけ

これまでのBontrager上位シートポストは、1本のボルトでサドルレール前後とサドル取り付け角度を調整するものでした。しかし、今回は重量は軽く仕上げた上に、2本のボルトに前後位置設定と角度調整を割り振ったので、よりこまかな調整が可能となっています
 
また、カーボン製品の気になる締め付け具合についても
Bontrager製品には最大トルク値が明記されているので
もし気になる方はトルクチェッカーで確認できて便利です。

さらに、サドル角度変更の際に便利な「角度調整ゲージ」が追加されました。
このゲージで変更前のメモリを記録しておけば、セッティングを変更したいときも
基準点を明確にしておけますね。より細かい設定や
一時的にサドルを取り外した際などに便利な機能になっていると思います。

 
バイク重量の見直しをお考えの方、
ロングライドをもっと快適に楽しみたい方、
今シーズンのカスタムパーツのひとつに、ぜひ!
 
Bontrager XXX Carbon Seat Post
22,990円(8%税込)