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Precision Fit(プレシジョンフィット)サドル高はどう測るか 3

前回の続き

今回のテーマである「サドル高」。前回まで一般的なサドル高の算出方法や実際にPrecision Fitではどのようなことをポイントとして高さを決めるのか。をお話しました。今回は実際にPrecision Fitのメソッドに基づいて、柔軟性から割り出した適正なサドル高と、そうでないものでパワー(ワット数)やペダリング効率にどの程度違いがでてくるのかを試しました。

柔軟性から割り出した適正なサドル高の場合

まずは自身の下半身の柔軟性を計測し、それに合わせたサドル高で計測をおこないます。

DSC_5293

実際にポイントシールを貼り、赤いラインで表示している角度から、サドルを適正な高さに合わせました。

ペダル2

こちらがぼくのデータです。パワー(ワット数)は132。ペダリング効率は70と出ました。

柔軟性が低いと想定したサドル高の場合

次に自身の柔軟性から考えれば低く設定した高さで計測をおこないました。

DSC_5296

先程よりも赤いラインの角度が深くなっているのがおわかりでしょうか?深くする分、サドルを下げています。

ペダル1

こちらがぼくのデータです。パワー(ワット数)は115。ペダリング効率は64と出ました。先程に比べてどちらの数値も低下しています。

柔軟性が高いと想定したサドル高の場合

最後に自身の柔軟性から考えてさらにサドルを高くした状態で計測をおこないました。

DSC_5295

先程までの2枚の写真に比べて赤いラインの角度が浅くなっています。その分サドルも上げています。

ペダル3

こちらがぼくのデータです。パワー(ワット数)は100。ペダリング効率は66と出ました。やはり柔軟性から割り出した適正なサドル高のデータに比べると数値は低下しています。

結論:柔軟性から割り出したサドル高がパワーやペダリング効率も上昇する。

サドル高は工具一つで調整ができるので色々と試しやすい部分ではありますが、もしかすると適正でない高さで乗車している可能性が高い部分です。柔軟性などもしっかりと計測し、それに基づいたサドル高にあわせるだけで十分なパワーアップが見込める部分なので、サドル高で迷われている方はPrecision Fitの受講をおすすめします。

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