[レビュー]Emonda ALRで宮ケ瀬湖までサイクリングしてみました!

 
 

実際のところ、どうなの?

当店で取り扱っているバイクの中でもひときわ注目度の高いバイク「Emonda ALR」
特性は知っているつもりでしたが、実際の走行感をもっと深く知りたいんだけど…という
お客様のご要望も増えつつあるので、お店の試乗バイクを使って宮ケ瀬ダムに行き
走りながらレビューしてみました!
 
使用したコースはこんな感じ。街中の混雑区間も含め、レビューするには
ぴったりの場所です。
 

クリックで詳細ページへ移動します。走行距離は87km。アップダウンと平地、街中セクションとすべてを詰め込みました!

レビューは
往路をサイクリング視点で平地&登りをチェック
復路は実用的な視点で街中の走行を重点に置いてチェックしました!

往路・平地&登り編

 
7:50 目指す丹沢方面には大山がはっきりと見えます
 
今回レビューに使用した機材は「Emonda ALR6
ALRフレームにULTEGRAを装着したモデルです。
今回は以前の試乗で気になっていた漕ぎ出しの重さ
解消するために、あらかじめカスタムしちゃいました!
宮ケ瀬まではまだまだ距離があるため、先を急ぎます。

 

8:36 いよいよ登りに入ります…カスタムした箇所もこれでわかりますか?(笑)
 
平地区間も終わり、いよいよ登りに入っていきます。
この道を進むと「土山峠」という登坂区間が待っていますが…
ちなみにカスタムしたのはホイールでした!
純正のBontrager Raceホイール(前後セット1720g)から
Aeolus 3 D3 Tubler(前後セット 1150g)へ換装!
このカスタムはずばり正解でした!理由はこの後…。

 

 
レビューしつつも、晩秋の丹沢を楽しみます。標高が上がってくるにつれて
平地より一足早い紅葉を楽しみました♪
さて、この写真の後土山峠へ入ったのですが、Emonda ALRが持つ
ポテンシャルの高さを感じた一つのポイントでした。
 
土山峠の最大斜度区間は9%強の九十九折りのコーナーですが
ケイデンスが落ちてきそうなこのコーナーをあっさりクリアしたのには驚きました。
仮にもアルミフレームながら、10%前後の斜度をものともしないパワー伝達力と
バイク重量のバランスの良さが感じられました!

 

9:40 途中から道を間違えて、厚木側から伊勢山側へ森の里を超えてきました…(笑)
 
宮ケ瀬ダムに入ると、紅葉がさらに進んでいました!
すでにスポーツ自転車をお持ちの方は、早いうちに宮ケ瀬湖へ!
 
 
この日は湖面も穏やかで気持ち良い風が吹き抜けていました。
ちなみに気温は11度と、寒さが苦手な方は冬仕様で行かれた方が
良い気候になっています。
 

 

 
ちなみにこのEmonda ALR6。カスタム後の重量が気になりますよね?
7.08kg!!
アルミフレームのバイクでこの重量はズルい!と声をあげたくなるほど。
羊の皮を被った狼のようなバイクですね。おまけに先ほどの
土山峠で感じたパワー伝達能力の高さがあると本格的なロードバイクの仲間入り。
後述するポイントも含めると、ホントいいバイクなんです!

 

 
 
登りの事だけ書いていたので、平地もレビューします。
現在のメインバイクがMadone9なので、比較対象にしていますが
両者の特長は全然違うものです!
 
1つに巡行時のバイクに取って適切なトルク域が違います。
Madone9のレンジは広く、どちらからというと高速域寄りな印象があります。
(Madone9で巡航する時は50Tx15T 90rpm位で回してます)
 
一方、Emonda ALRは同じようにペダリングすると、思ったより加速が細い感触…。
最初はこの感触に強い違和感を覚えていたのですが、ギアを1、2枚軽くして
ケイデンスもあげると、かなりしっくり来ました!
 
Madoneに比べて、大きいトルクに対してのゲインは細く感じる部分もあるのですが
ロングライドをするシチュエーション下では、足を残しやすく安定した巡航速度を
維持しやすい為、サイクリングしていて心地よい1台だと感じました!
(Madoneは全開で走りたくなるので、大体オールアウト気味に戻ってきます(苦笑))
 
さて、湖面にきらめていた太陽の光も陰ってきたので戻りましょう~!
 

復路・街中編

このバイクはサイクリング用途だけではなく、通勤などの実用的な使用法を
検討されているお客様も多いはず!というわけで、復路は街中での利用に
注目しながらレビューを続けます。

 

11:00 厚木のR246とR129合流地点にて。担いで登っても7kgの重量は苦になりません!
 
時には押して歩く…さらには担いで上がるなんて事が無いわけじゃないです。
というわけで、陸橋を階段で上がってみました。
カスタム後の重量が7kg台ということもあり、難なく登れます。
自宅が集合住宅の2階以上という方も、全然問題ないですね~。

 

11:10 R129は大渋滞!こういう時はストレスになる要因も多数ありますねー…
 
街中で最もストレスになるもの…それは信号待ちや渋滞を抜けた後の再加速
この再加速が余分に足を使ってしまい、疲労感を増幅させてしまいます。
このようなシーンではEmonda ALRの軽量感が際立ちます!
完成車重量の7.8kgでも十分だと思っていましたが、ホイールカスタムを
したことにより、抜群に良くなっています!Emonda ALRを既に手にされている方は
ホイールカスタムを検討してみて下さい!1ランクか2ランク上のバイクに感じる乗り味です!
 

総評

 
  • Emonda ALRの真のポテンシャルはかなり高い!
  • 登坂時のパワー伝達能力の高さを感じる!
  • 平地巡行は、加速力を楽しむのではなく、高いアベレージ維持を楽しむ!
  • 漕ぎ出しの良さはピカイチ
という訳で、これからロードバイクに乗ろうと検討している皆様!

 

あなたの相棒にEmonda ALRはピッタリですよ!
と実際に乗ってみたスタッフがオススメ致します♪