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Precision Fit(プレシジョンフィット)最適なハンドルを決める要素は 2

前回の続き

前回のブログではドロップハンドルを構成している4つの要素についてお話しました。今回のブログではシチュエーション別に最適なハンドルを選ぶ方法についてお話します。

ハンドル幅を決めるには

自身の肩幅とほぼ同じハンドル幅を選ぶのが最適なハンドル幅と一般的には言われています。ですが、体格やどのようなシチュエーションで使用するかによってもおすすめのハンドル幅は変わってきます。以下にいくつか例をあげてみます。

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肩幅よりも広めなハンドル幅をおすすめする場合。

■筋肉質で特に胸周りの大胸筋などが発達しているかた。

■長時間のサイクリングなどで肩周りに痛みや不快感が発生しやすいかた。

■ダンシングや下ハンドルを持ってのスプリントでバイクを左右に大きく振るかた。

以上のようなかたには肩幅よりも広めのハンドル幅をおすすめしています。

肩幅よりも狭いハンドル幅をおすすめする場合。

■ヒルクライムレースなど少しでも車体を軽くしたいかた。上ハンドルをメインで使用するレースに参加する機会の多いかた。

■スプリントやダンシング時にバイクを左右にあまり振らないかた。

■集団レース(クリテリウム)等に参加される方で、少しでも他者との接触を避けたいかた。

このようなかたには肩幅よりも狭いハンドル幅をおすすめしています。

ドロップ量を決めるには

この場合は下ハンドルを持った時の上半身のポジションが大きく変わるため、以下のようなことを加味して判断します。

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ドロップ量が少ないハンドルをおすすめする場合。

■上半身の柔軟性が低いかた。

■レース志向よりもご自身のペースでのサイクリングを好むかた。

■下ハンドルを持ちながらブレーキや変速操作をする機会の多い手の小さいかた。

ドロップ量が多いハンドルをおすすめする場合。

■上半身の柔軟性が高いかた。

■レース志向で空気抵抗を抑えるために下ハンドルをもつ機会の多いかた。

■下ハンドルを持ちながらブレーキや変速操作をする機会の多い手の大きいかた。

以上のようなことから最適なドロップ量のハンドルを決めていきます。

リーチ量を決めるには

この場合はレバー部分を握った場合の上半身ポジションを加味して以下のようなことから判断をしていきます。

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リーチ量が少ないハンドルをおすすめする場合。

■上半身の柔軟性が低いかた。

■レース志向よりもご自身のペースでのサイクリングを好むかた。

リーチ量が多いハンドルをおすすめする場合。

■上半身の柔軟性が高いかた。

■レース志向で空気抵抗を抑えるためにより前傾なポジションを好むかた。

以上のようなことから最適なリーチ量を決めていきます。

素材を決めるには

最後にアルミやカーボンといった、素材を決めるためには以下のようなことから最適な物を選んでいきます。

アルミをおすすめする場合。

■重量よりもコスト重視のかた。

■体格がおおきくパワーのあるかたで、スプリントなどハンドルをこじるように使用するかた。

カーボンをオススメする場合。

■とにかく軽量のハンドルを使用したいかた。

■ハンドルから伝わる振動を少なくしたいかた。

以上のようなことから最適な素材を判断していきます。

僕の担当するプレシジョンフィットではフィッティングを始める前のインタビューにてライドスタイルやどのようなシチュエーションでバイクにご乗車したいのかを聞かせていただき最適なパーツ類をおすすめしています。
次回はハンドル形状の違いでパワーやペダリング効率にどの程度違いがでるのかを検証してみたいと思います。

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