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2018 / 2019年モデル TREK(トレック) Domane SL5(ドマーネ SL5) / Emonda SL5(エモンダ SL5) 徹底比較

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フルカーボンフレームに新型105(R7000)搭載のドマーネ / エモンダSL5シリーズ。2018年モデルから2019年モデルへの変更点・価格・重量・スペック(ホイールなど)・カラー・フレームセット・レビュー(インプレッション)・を公開!アップデート方式ですので、エモンダ / ドマーネのカーボンモデルのご購入をお考えの方はページのブックマークをお願いします!

 

あなたはどちらを選びますか?フレーム/パーツ構成などの違いをレビュー!

■目次

■価格/コンセプトの違いを比較!

■フレームの違いを比較!
 ・シートチューブ
 ・ヘッドチューブ
 ・フロントフォーク
 ・チェーンステー

■パーツ構成の違いを比較!
 ・スプロケット
 ・サドル

■選び方のまとめと2019年モデルへの変更点

■重量・細部分析

 

Emonda/Domane SL(完成車&フレームセット)の価格をチェック

 

価格:ドマーネのほうがちょっと高い?

はじめに比較する項目は、絶対に外せないポイントである「価格」。兄弟モデルとされているエモンダ/ドマーネですが、違いはあるのでしょうか。

 

■完成車価格(税込)

Emonda SL5 Domane SL5
240,840円 260,280円
 
 

 ■フレームセット価格(税込)

Emonda SL Domane SL
189,000円 フレーム販売なし

 

完成車ベースで約2万円の差がでており、ドマーネのほうがちょっとだけ価格が高め。という結果になりました。

 

両モデルに共通する「高い基本性能」

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エモンダ/ドマーネは、共通のテクノロジーを導入した部分もたくさんあります。

■代表的なテクノロジー

BB90 高いパワー伝達を実現するフレームの要「ボトムブラケット」の規格の一つで、TREK独自の技術。
シートマスト カーボンの衝撃吸収性を引き出すためのシートピラーの構造で、ツールドフランスを走る選手の要望に応えるために開発。快適さは通常のシートポストの比べ、大幅に向上。

 

この共通したテクノロジーにより、エモンダ/ドマーネは、必要最低限の「快適さ」「軽快さ」を備えているので、どちらか悩んだ時に一方を選んだことで「何かを犠牲にする」という意識はあまり持たなくていいと思います。

 

コンセプト:両者の違いはどこからくるもの?

トレックは、エモンダ/ドマーネの両モデルの特徴をこう説明しています。

Emonda
(エモンダ)
軽量で、反応が良い。ヒルクライム向き
Domane
(ドマーネ)

快適で、安定性が高い。ロングライド向き

 

と、このように明らかに違う特性を備えたバイクだと明言しています。果たしてその違いはどこからくるのか?

次の項目以降で判明します!

 

フレームの違いが「走り心地」を変える!

調べた結果、エモンダ/ドマーネの両モデルはフレームの構造が異なることが分かりました!写真をまじえて、比較ポイントをご紹介いたします。

 

比較ポイント1:シートチューブ

Iso_R

 

両モデルのシートチューブを比較しました。エモンダシンプルな形状をしているのに対して、ドマーネカバー状のパーツが見えています。

これは、ドマーネが快適さを生み出すためのテクノロジー「ISO SPEED」を搭載していることの証です。ISO SPEEDは後輪を伝わってくる振動を緩和させるよう、カーボンの衝撃吸収特性を最大限に活かすテクノロジーです。

 

■ISO SPEEDの動作イメージ

※旧モデルのドマーネですが、現在のドマーネSLと同じ構造です。

 

エモンダはあえてISO SPEEDを省略することにより、フレームの重量を軽くする/バイクの反応性を向上させるという選択をしています。

 

比較ポイント2:ヘッドチューブ

Iso_F

 

ヘッドチューブにも、シートチューブ同様の違いが見られます。2017年にモデルチェンジされたドマーネSL以上のモデルには、フロントにもISO SPEED機構を搭載しています。

 

■フロントISO SPEEDの動作イメージ

 

このように、ドマーネのフレームは数々の仕組みが搭載されている分、エモンダに比べて価格が高設定されています。しかし、ISO SPEEDの技術はロードバイクにとって革新的といえるようなテクノロジーです。

快適さを重視したいライダーなら、ISO SPEED搭載で2万円差は大きな問題ではないかもしれません。

 

比較ポイント3:フロントフォーク

Fork

 

タイヤとフレームをつなぐ「フロントフォーク」は、自転車の走行特性に大きく影響するフレームパーツで、エモンダ/ドマーネの両モデルにも特徴に沿った形状のフォークが組み込まれています。

 

エモンダ軽快でスムーズなハンドリング、鋭い加速にも速いレスポンスで対応できるようなストレートタイプのフロントフォークを採用しています。これはヒルクライム時のダンシングなどで大きく違いが感じられるでしょう。ロードバイクの軽快さを楽しみたいかたは断然エモンダがおすすめです。

 

ドマーネは、安定重視のハンドリング、路面からの衝撃を緩和できるよう、ベンドフォーク(曲がりの入ったフォーク)を採用しています。快適さ重視のドマーネならではの工夫の一つで、「ISO SPEEDフォーク」と名付けられています。ロードバイクの鋭い反応が苦手なかたはドマーネをチョイスすると、ふらつきにくく安定したポジションを維持しやすいです。

 

比較ポイント4:チェーンステー

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駆動部へのパワー伝達力に影響するといわれるチェーンステーにも違いがありました。

エモンダは、ドマーネに比べると細く、シャープな印象です。ドマーネはがっしりとしたボリュームのある形状をしています。

実は、このほかにもフレームの細部の厚みや曲線などが異なっていることに気づきました。トレックの日本支社の社員さんに、違いについてうかがってみたところ以下のようなコメントをいただきました。

「ISO SPEEDを搭載したドマーネと非搭載のエモンダ。それぞれのフレーム各部のしなり方や強度計算が異なるため、よく細部を見てもらうと随所に違いを見て取れると思います」

たしかに、そう言われて比較ポイント以外も見直すと、エモンダ/ドマーネの「明らかな違い」をフレームの各所において確認できました!

 

一見同じように見える兄弟モデルには「明確な違い」あり!

エモンダ/ドマーネのフレームには、それぞれの車体に乗るライダーを意識して各所を変更していることがわかりました。トレックがアナウンスしている「特性」を裏付けるような比較ポイントになっていましたね。

次の項目では、そのフレーム特性をさらに引き出すための「パーツ構成」をチェックしたいと思います!

 

乗り手のことを考えた「パーツ構成」

自転車のパーツには、それぞれ「用途」があります。エモンダ/ドマーネの違いはフレーム比較で明らかになったのですが、パーツ構成はどうでしょうか?こちらも比較してみましょう!

 

比較ポイント1:ギア比(スプロケット構成)

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今回比較している「Emonda SL5」「Domane SL5」は、構成パーツが同じグレードで統一されています。ブレーキ/変速は「シマノ 新型105 R7000シリーズ」となっており、違いは大きくないだろうと思っていました。

しかし、カタログの隅々をチェックするとリアのギアセット(スプロケット)の構成に違いがあることが分かりました。

 

■エモンダ/ドマーネSL5のスプロケット歯数

エモンダSL5 最大ギア:11T
最小ギア:28T
ドマーネSL5 最大ギア:11T
最小ギア:32T

 

※歯数とギア比について:リアのギア比は歯数が大きいほど低く(低負荷)、小さいほど高く(高負荷)なります。

 

自己タイムや相手と競争することも念頭に置いたエモンダは、変速ショックが少なく高速ギア比よりの「クロスレシオギア」を採用することで、高い平均スピードを重視した結果だと分析しました。

一方、ドマーネは一定ペースでロングライドするライダー向けの選択だと思います。ロングライド中に峠を抜けるようなシチュエーションの場合、速度が落ちたとしても坂道を走破できるような「超ローギア」が必要です。この32Tギアは、ライダーの「最後の切り札」として用意されているのではないでしょうか。

 

このように、同じグレードのパーツが組み込まれた完成車にも「メーカーが考えるライダー像」をイメージした構成となっていることが分かります。

 

比較ポイント2:サドル

Saddle

 

サドルは「乗車ポジション」によって最適なアイテムが変わると言われています。

エモンダに装着されている「Montrose(モンテローゼ)」は、ロードバイクの一般ポジションから深い前傾姿勢にも対応するサドルで、車体のコンセプト同様、スピードやタイムを意識したサドルになっています。

ドマーネのサドル「Arvada(ア-バダ)」は、アフィニティサドルの後継モデルといわれ、乗車時の圧迫感を軽減すべくサドルの柔軟性を考慮にいれた工夫が細部にほどこされています。

参考リンク:Arvadaサドルについて

 

フレーム+パーツ構成の違いで「最適化」された車体へ

エモンダ/ドマーネの両モデルをベースとした完成車のパーツ構成の違いについて比較しました。

フレームのコンセプトにマッチするように、パーツ構成が変更されており、完成車はエモンダ/ドマーネの特性を引き立てるための最適化がされているようです。

 

 

どちらを選ぶかは「重視するポイント」を見極めましょう!

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「軽快さ/反応性」or「快適さ/安定性」…どちらを選ぶ?

エモンダを好まれるライダーは、ペダルを踏むたびにグングン進んでいく爽快感を重視している傾向があります。どのライダーも一度も感じたことがある「この自転車ならどこへでも行ける!」と感じさせてくれるでしょう。

 

ドマーネは、ロードバイク乗りならだれもが気になる「振動による不快感」を解消したいと考えるライダーに選んでいただいている傾向があります。コーナーや下り坂でも安定して走れるのでストレスを感じにくく、一日中色んな景色を楽しみながらサイクリングしたい!と思わせてくれる一台です。

 

2018年モデルから2019への変更点は?

エモンダSL5/ ドマーネSL5 ともにコンポーネントが新型105仕様に変更となったこと、カラーリングが変更になったこと以外は大きな変更点はありません。

参考リンク;新型105のページ

 

「試乗」して決め手を見つけよう!

決め手にかけるときは、性能評価をご自身でおこなってみるのも良いでしょう!当店をはじめ、「店頭試乗車」を用意しているショップがあるはずです。ぜひ、二つのモデルを乗り比べてみて下さい!(店長・東)

 

関連記事:スタッフがインプレ!Emonda SL5試走レビュー

 

 

重量・細部分析

 

カタログスペックに基づく比較

今回分析用に用意した車体は、

エモンダSL5(2019年モデル、フレームサイズ58cm)
ドマーネSL5(2019年モデル、フレームサイズ56cm)

です。同じサイズを用意したかったのですが、新型105仕様ロードバイクの調達が極めて困難(2018年8月11日時点)なため、これら車体での分析となります。実測数値にかぎりフレームサイズの違いにより微量の重量差があることはご承知おきください。DomaneSL5_19_24223_B_Primary
ドマーネSL5

EmondaSL5_19_24219_B_Primary
エモンダSL5

 

メーカー公表値は

ドマーネSL5:フレームサイズ56cmで 9.04 kg
エモンダSL5:フレームサイズ56cmで 8.68 kg

です。

ちなみにこれらバイクの体重(重量)制限(バイク本体、ライダー、装備含む)は125kgです。体重のみでいくと、約115キロの方までが乗車可能、ということになります。

 

 

フレームとフォーク

D_fr E_fr

こちらが主要パーツをすべて外した状態。ヘッドパーツのベアリングははずしましたが、BBのベアリング、グロメット(ブレーキホース穴をふさいでいるキャップ)、ボトルケージ用ねじは外さない状態で比較計測を行います。

 

エモンダSLフレームは1296g、ドマーネSLは1444gでした。
ドマーネSLフレームはISOspeedの仕組みが2個所にインストールされているため、エモンダのそれより重くなります。

※参考重量:すべてのパーツ(BBベアリング、グロメット、ボトルケージ用ねじ、チェーン落ちストッパーなど)をはずしたときのエモンダSLフレーム重量は1157g(フレームサイズ500の場合)

 

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つぎにフロントフォーク。
エモンダSLは430g、ドマーネSLは(ステアリングコラムもカーボン製)なので390gでした。
※トップキャップを止めるためのアンカーナットはどちらもはずさずに計測。

 

ちなみにエモンダのカーボンフレームのなかでステアリングコラムが金属製なのはエモンダSL5のみ。SL6以上のモデルはすべてカーボン製です。

 

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ドマーネのダウンチューブには電動メカ(Di2)バッテリーを搭載するための小窓が設置されています。これは通常のバッテリー搭載位置(一般的にシート下のパイプに入れる)にISOspeedの機能が重なるためだとおもわれます。

それに対してエモンダにはISOspeedが搭載されないので、小窓もついていません。

 

 

ホイールとタイヤ

エモンダSL5には「ボントレガーチューブレスレディホイール」、ドマーネSL5には「アフィニティーホイール」がつきます。重量は以下の通り。スプロケットと反射板をはずした状態でクイック軸・リムテープつきで実測しました。

※カタログ上ではエモンダSL5にも「アフィニティーホイール」が装着されることになっているので、将来変更があるかもしれないことをあらかじめご承知おきください。

 

Fw_1

前輪:
エモンダSL5「ボントレガーチューブレスレディホイール」:960g
ドマーネSL5「アフィニティーホイール」:1042g

 

Rw_1

後輪:
エモンダSL5「ボントレガーチューブレスレディホイール」:1230g
ドマーネSL5「アフィニティーホイール」:1314g

 

W_2

エモンダSL5「ボントレガーチューブレスレディホイール」:リム幅24mm
ドマーネSL5「アフィニティーホイール」:リム幅27mm

 

Rim

エモンダSL5「ボントレガーチューブレスレディホイール」:リム高21mm
ドマーネSL5「アフィニティーホイール」:リム高28mm

 

「アフィニティーホイール」は「ボントレガーチューブレスレディホイール」に比べてリム幅、リム高がともに高いのが特徴です。リム幅が広いほど「幅が広いタイヤを装着しやすくなります。また、リム高があるほど(車輪外周の正面からの空気抵抗がスポークよりも激減するので)エアロ効果を期待できます。

タイヤはドマーネSL5が28ミリ幅、エモンダSL5が25ミリ幅とカタログには記載がありますが、初期モデルはどちらも25ミリ幅が搭載されていました。

 

 

コンポーネント&パーツ

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2019年モデルから、エモンダSL5、ドマーネSL5ともに新型105(R7000シリーズ)が搭載されています。

新型105についてはこちらのリンクをご覧ください。

関連リンク:新型105最速公開のページ

 

同じ新型105を使っているのですが、前述のとおりスプロケットの大きさが違います。

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エモンダSL5 最大ギア:11T
最小ギア:28T
ドマーネSL5 最大ギア:11T
最小ギア:32T

 

よって、それにあわせてR変速機もドマーネSL5のほうが少しプーリー(2つの歯車のこと)間が長くなっています。

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 サドル:

エモンダSL5には「Montroseサドル」、ドマーネSL5には「Arvadaサドル」がつきます。

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エモンダに装着されている「Montrose(モンテローゼ)」は、ロードバイクの一般ポジションから深い前傾姿勢にも対応するサドルで、車体のコンセプト同様、スピードやタイムを意識したサドルになっています。

ドマーネのサドル「Arvada(ア-バダ)」は、アフィニティサドルの後継モデルといわれ、乗車時の圧迫感を軽減すべくサドルの柔軟性を考慮にいれた工夫が細部にほどこされています

 

 

2019年モデルDomane SL5 組み立て風景(順不同)

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2019年モデルEmonda SL5 組み立て風景(順不同)

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まとめ:以上、より詳しく分析してみましたがお役に立ちましたでしょうか?!

エモンダSL5 ドマーネSL5をはじめ、トレックのロードバイクをご検討のみなさま、ぜひちばサイクル(相模大野、湘南藤沢)に足をお運びいただけるとうれしいです。(おしまい)

 

関連リンク:ちばサイクルで試乗をしよう!

 

関連リンク:おすすめ自転車ドマーネSL5(2019年モデル)

関連リンク:おすすめ自転車エモンダSL5(2019年モデル)※近日公開いたします。